世界最大の自転車パーツメーカーがシマノの製品が一同に集う販売店,プレス向け展示会で毎年9月に全国で開催されます。新製品の発表やプレゼンなどシマノに関する情報が一挙に公開され、この日を境に自転車のトレンドが大きく変わる指針となる重要なイベントです。
2018-2019はオフロード自転車マウンテンバイクの最高峰ドライブトレイン「XTR」とロードバイクのハイクオリティコンポネント「105」がフルモデルチェンジとなりました。
|オフロードコンポネント最高峰 XTR M9100シリーズ
「XTR」はロードバイクの「DURA ACE」と共に同社の看板となる商品で最新鋭のテクノロジーが注がれます。発表された「XTR M9100」シリーズは、多くのプロ選手やトップライダーに使用され、間違いなく2020年の東京五輪で、われわれが目にすることになるドライブトレインです。
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■shimanoのMTBコンポーネントのグレード
[高] XTR > XT > SLX > DEORE > ALIVIO > ACERA > ALTUS [低]
|究極のオフロードドライブトレインXTR
ドライブトレインはリア12速化され、1988年に開発された「HG(HYPER GLIDE)」ドライブから「HYPERGLIDE+」という新しい駆動方法になるようです。また、ハブ内のラチェット機構が、特許出願中の「MICRO SPLINE」という新構造で、従来の爪状のラチェットから面で駆動できる画期的な構造になり、小さな駆動音と高い剛性を実現しているようです。レバー類もライダーの手の大きさなどのデータを解析し、取付方法やデザインを変更、よりフィットしやすいようになり、統一感がでるように総合的に開発に取り組んでいて、さすが最上位のグループセットといった究極の仕上がりになっています。
▲ クランク FC-M9100 クランクはシングルとダブルをラインナップ
▲ ブレーキローター RT-MT900-M 熱放散を高める新構造
▲ リア変速メカ RD-M9100 段差等でチェーンのあばれを防ぐスタビライザーシステム
▲ 油圧式ブレーキレバー BL-M9100 クランプがグリップ横からステムよりになっている新設計
▲ 12速カセットスプロケット CS-M9100-12 軽量仕様の11速もラインナップ
(ロードバイクコンポ105 他 は次回の更新)