(前回の続き)
シマノがE-bike用コンポネント「STEPS」を発表しました。
欧州ではすでに大きなマーケットとなりつつあるE-BIKE。
シマノは欧州ではすでに参入していて、今回発表された新システムは日本市場向けの製品となります。
日本のマーケットにおいて電動アシスト車は、ブリヂストン、ヤマハ、パナソニックの3社が寡占状態で、主に子育て世代(ママ)をターゲットとして開発競争が進んでいます。
シマノ「STEPS」が既存の3社と大きく異なる点は、既存の3社はフレームから開発し「ブリヂストンの電動アシスト自転車」となるのに対して、シマノは駆動パーツメーカーですので「XXX社(シマノSTEPS搭載)自転車」となります。
したがって、「自転車店にシマノのSTEPSをください」と言っても販売されている訳ではありません。
また、普通の自転車に後からSTEPSを取り付けることもできません。
自転車メーカー各社がユニットを採用した新車種を開発し、発売されるのを待つ必要があるため、普及するのはまだ随分先になります。
STEPSは
・サイクルコンピュータ
・スイッチユニット
・ドライブユニット
・スピードセンサー
・ブレーキ
・クランクセット
・チェーン
・バッテリー
で構成され専用のバッテリーチャージャーで充電して使用します。
今のところ、パーツ単体での販売はありません。
バッテリーは簡単に車体から外せ、1000サイクル充電が可能です。
アシストは強力で、100km以上連続使用ができるそうです。
ブレーキはディスクブレーキ仕様のみとなってます。
同日に発表されたSTEPS搭載に新車種のMIYATA「CRUISE」は¥269,000で、2018年2月発売予定のようです。