通常ロードバイクのタイヤは「700c」という規格です。
ロードレースのルールであり、ほとんどのタイヤメーカーから多くラインナップがそろえられています。
近年、日本においてスポーツ自転車が競技主導から大衆化するなかで競技ルールの「700c」よりひと回り小径の「650c」タイヤのスポーツ自転車を目にするようになってきました。
「650c」は欧米人に比べ小柄な日本人に相性がよく、ストップ・アンド・ゴーが多い都市部の漕ぎだしもしやすく、サイクルショップ203では開店年の2004年から10年以上に渡って提案し続けています。
「650c」のタイヤはライナップが少なく、交換タイヤの選択肢が限られているという難点もありますが自転車の販売数が増えるにつれて最近は徐々に増えてきています。
TERRYというブランドから今までなかった少し太めの650x28c規格のタイヤ「TELLUS(テラス)」がリリースされました。
パナレーサーの別注タイヤで「エリート プラス」のタイヤパターンです。
耐パンク性に優れたパナレーサー独自のPT(Protection Technology)シールド構造採用、ワイヤービードで重量は318gあります。カラーはブラックのみで本体価格は¥3,800です。
650x25cくらいまではパナレーサーでも数種類を生産しているのですが、28cは国産では初めてではないでしょうか。
– –
確認のため、tokyobike「sport 9s」に装着してみました。
タイヤは一般的に太いほうがエアクッションがあり、乗り心地がいいいとされています。
待望の太いタイヤのリリースですが、もともと装着されているKENDA製の650x25cタイヤと思ったほど太さは変わりませんでした。
空気を適圧入れた状態でKENDAの650x25cは実測24mm、TELLUSは25mmの太さです。
自転車のタイヤの太さはスニーカーのサイズのようなものでメーカーによって実は微妙に太さが異なります。
太いといっても1mm程度なので体感できるほどなのかはわかりませんが貴重な選択肢であることには違いないと思います。