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MKS 最高級両面踏フラットペダル「SYLVAN TOURING NEXT」

1979年の発売以来、いまも絶大な人気を誇るMKSのラットトップ型ペダル「SYLVAN TOURING」に従来のカップ&コーンからメンテナンスフリーで回転性能の良いトリプルシールドベアリング(※)を採用したハイスペックシリーズ「NEXT」が発売されました。

mks sylvan touring next

 

鏡面メッキ仕上げされた美しいアルミ製ボディに滑り止め山型トレッド部を上下対称につけたクロムメッキの側板、従来から変わらないデザインと踏み心地のまま効率よくペダリングできるようにスタックハイトが見直され重量も53g軽くなりました。

 

mikashima sylvan

左右幅広な踏み面となめらかで回転抵抗が少ないベアリングは、疲労を軽減しペダリング効率を高めるため長距離ツーリングに最適です。またクオリティを求めるビンテージ車にもマッチします。

重量は338g、本体価格は7000円で
2017年6月発売です。

三ヶ島のペダルは100%日本製です。
また、2600人の競輪選手そのすべての選手が使用しているメーカーです。

 

 


 

MKS ezy next

工具なしでペダルの着脱が容易にできる「Ezy Superior」システム採用タイプ「SYLVAN TOURING NEXT Ezy Superior」も同時発売、価格は11,600円です。
三ヶ島のシルバンペダルシリーズで「Ezy Superior」対応は現在このペダルのみです。

 

 


 

トリプル シールド ベアリングとは

mks pedale

 

 

青山アートスクエア「自転車とモード展」をみてきました

青山アートスクエアで開催中の「自転車とモード展」を見に行ってきました。

aoyama art square

青山アートスクエアは、伊藤忠商事の東京本社ビルの隣で、同社の社会貢献の一環として運営されているアートギャラリーです。毎年5月に、日本サイクリング協会や自転車文化センターなどの後援を受け、自転車に関する催しが開催されています。

 

aoyama art square
2017年は「自転車とモード展」と題し、八神商会の門外不出のコレクションを大型ポスターや錦絵とともに自転車の黎明期からの変遷を振り返る企画展です。

 

 

 

yagami cycle

自転車関連企業でもない伊藤忠商事が、自転車展を開催するとだけでも自転車屋としては嬉しい話なんですが、毎年継続的に入場無料で開催しているというから驚きです。

 

humber cycle

展示の自転車は20台はどあり、当時の販促ポスターと一緒に展示することにより、自転車の特徴や雰囲気などが伝わるだけでなく、単なる実用品である自転車が本来の姿を超え芸術作品となっています。回を重ねているだけあって、小規模ながら見どころも十分です。

 

tricycle     vintage cycle

 

 

全く自転車に興味がない人にもわかりやすいうえに、自転車の研究者でもほとんど目にしたことのない貴重な自転車が並んでいます。なかでも1890年代のフランスの一輪車「モノサイクル」は、世界に2台しか現存せず非常に貴重な展示となっています。もう一台は、米国のスミソニアン博物館が所有しているようです。

monocycle

monocycle detail  1895 bicycle

 

 

1932年製のロイヤルエンフィールド社の婦人用自転車を囲むように、自転車が描かれている明治から昭和初期の錦絵25点が、現在の同じ場所の写真ともに展示。明治から昭和初期、東京という都市が、自転車の普及とともに成長し今に至っていることがわかります。

現在は自転車をママチャリと呼称するほど女性にまで普及していますが、女性普及率が1割を超えてきたのは昭和中期以降のことで、当時は裕福な家庭で育った活発な女学生や緊急をようする産婆(助産師)など一部の人に限られていました。

royalenfield

 

 

1868年製ミショー型自転車

michaux
ミショー型は1860年に発明された前輪駆動の自転車で、地面に足をつけずにペダルをこいで走行できる最初の自転車です。その後、85年にスターレーによってチェーンドライブ式の安全型自転車が販売され、88年には空気入りタイヤがダンロップ博士によって発明され飛躍的により心地が向上。そして、1902年にはアメリカでライト自転車会社のライト兄弟が初の飛行に成功します。

 

 

「自転車とモード展」は5月28日(日)まで開催されています。

 

aoyama cycle

 

 

|| 青山アートスクエア

住所:東京都港区北青山2-3-1
運営:伊藤忠商事株式会社
アクセス:東京メトロ 銀座線駅「外苑前」 徒歩2分
営業:11:00-19:00
料金:入場無料

 

| 自転車とモード展

itochushoji 2017

 
|| 八神商会
<沿革>

1949年  八神史郎氏、名古屋地区最大の自転車メーカー日帝工業入社
1951年  史郎氏、日帝の貿易部門にてアジア輸出配属
1959年  伊勢湾台風で日帝が壊滅的被害、史郎氏が貿易部門を引き継ぎ八神商会を設立
1960年  八神商会、台湾現地法人を設立
1996年  名古屋市内に「サイクルギャラリーヤガミ」を開設
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バイクパッキングにオススメのサイクリング車 6選【2017年版】

米国北西部オレゴン州を発信源に、広がりつつある新しい自転車ツーリングスタイルバイクパッキング。金属製のキャリアを使用せず高性能の大型バッグを使用したアウトドアスタイルは本場米国では、マウンテンバイクやファットバイクを使用するライダーが多いようですが、ランドナーやパスハンターなど独自のツーリング文化をたどってきた日本において、今後どのようにバイクパッキングが受け入れられていくのかまだよく分からない状態だと思います。

マウンテンバイクブームが再燃する可能性はあるかもしれませんが、2017年の各メーカーのラインナップのなかで比較的販売動向の良いドロップハンドルのツーリング車(グラベルとかシクロとか言ってますが…)を6台選んでみました。タイヤ幅は700x35cでディスクブレーキ採用の車種を中心に選んでいます。

 

 

gios mito【メーカー】gios
【商品名】mito
【本体価格】¥115,000
【重量】11.9kg
【カラー】ブルー/パープル/グリーン
【特徴】まさにお手本のようなクロモリ製のグラベルロード。駆動パーツに新型シマノSORA採用。

 

 

fuji fether cx
【メーカー】FUJI
【商品名】feather cx+
【本体価格】¥105,000
【重量】11.0kg
【カラー】ブラック/ブルー
【特徴】仕様としてはgios「mito」に似ているが前ギアがトリプルではなくダブル。後ブレーキワイヤーがトップチューブ上側に取りまわされている。

 

 

 

araya_muddyfox
【メーカー】ARAYA
【商品名】MuddyFox CX Gravel
【本体価格】¥100,000
【重量】11.5kg
【カラー】ブラック/イエロー
【特徴】カーボンフォーク&クロモリ製テーパードヘッドチューブで高い剛性。もちろんリムもARAYAで悪路も心配ない。

 

 

 

bruno 700c
【メーカー】bruno
【商品名】700c Speed Touring Drop
【本体価格】¥140,000
【重量】10.4kg
【カラー】ブルー
【特徴】2×10速コンポに細めタイヤ。カンチブレーキ採用の舗装路向けのスピードツーリングタイプ。

 

 

 

gt grade
【メーカー】GT
【商品名】GRADE _alloy sora
【本体価格】¥98,800
【重量】11.0kg
【カラー】スチールブルー
【特徴】ハイドロフォーミングのアルミ製フレーム。湾曲したチェーンステーとトップチューブに溶接されたシートステーという特徴的な後三角。

 

 

 

giant anyroad
【メーカー】GIANT
【商品名】anyroad 3
【本体価格】¥95,000
【重量】10.8kg
【カラー】シルバー
【特徴】ハイドロフォーミングのアルミ製フレームに3×8速ギア仕様。ヘッドチューブから後車軸にかけて弧を描くようなサイドからのシルエット。

 

 

阪神百貨店で開催中の「ポートランドフェア」に行ってきました

世界で一番住みやすい街と形容されるアメリカのオレゴン州ポートランド。全米一自転車にやさしく、知的ですこやかなサスティナブルな暮らしに今、世界のまなざしが集まっています。

アメリカの北西部オレゴン州ポートランドは1980年代から市の中心部から高速道路を撤去するなど計画的に人と自転車にやさしいユニークな都市として知られています。自転車専用レーンが何百キロと整備され、市内の数百か所にシェアサイクルが用意され、街には自転車を使った移動型コーヒーショップが人々に居心地よさを提供しています。

大阪・梅田 阪神百貨店でポートランドの魅力を伝える「ポートランドフェア」が4月26日から開催されているようなので、刺激を求めていってきました。

osaka portland

 

 

まずは阪神名物のイカ焼きを食って、阪神タイガースショップのある8階の催事場へ。
リアルな大阪文化を抜けた先に真逆といってもいい凝縮されたライフスタイル空間が待ち構えていました。

hanshin dep

 

これからの理想的な暮らしのヒントとなるエコな自転車優先交通、オーガニックコーヒー、クラフトビール、サスティナブル社会など魅力にあふれた良質で挑戦的な街づくりは成長に限界を感じているわれわれ先進国の地方都市に豊かなストーリーを届けてくれます。

 

portland bicycle

ポートランド発の自転車用品もいくつか出展されていて、ユーザーと真摯に向き合ったクラフトマン精神が伝わってきます。

 

portland cyclebag

north street bag

ポートランド在住のオーナーのカーチス・ウイリアムスさんが自身の背中の痛みを解消するために作成しているノースストリートバッグ

 

portlanddesignworks

バイクパッキングのアイコンとなっているPDW(ポートランドデザインワークス)の「ビンドルラック」

 

 

used cycletube

cycledog  cycledog portland

自転車の古チューブを再利用して作ったCYCLEDOGのペット用品。
女性オーナーのラネットさんは勤めていたNIKEを退社し、工房で製作した商品をサタデーマーケットを中心に販売している。

 

hanshin portland

ファッションや雑貨類も充実、
「ポートランドフェア」は5月2日まで。期間中、トークショーなどイベントも開催されます。

 


 

4月27日(木)放送の読売テレビの夕方のNEWS「Ten.」の特集ニュースで私がインタビューされています。

news ten 20170427  news ten portland

ten hanshin  ten yomiuri

新色も追加され、お求めやすい価格になったABUS ブレード錠「BORDO U-GRIP 5700」

2005年に登場した高いセキュリティと携帯性を両立したABUSのブレードロック「BORDO」シリーズは、厳しい破壊テストにクリアした金属製のブレードを連結した確かな品質の自転車錠として欧州を中心に人気を得ています。

abus lock

abus U Grip Bordo 5700       abus U Grip lime

カラフルな樹脂でコーティングされ最大80cmまで広げることができるキータイプの「BORDO U-GRIP 5700」は同シリーズの普及版であり、日本にも輸入されています。
しかしながら、普及版といっても販売価格が9,030円と高額ゆえに販売は苦戦し、なかなか広く普及していない現状がありました。

 

【改訂前】¥9,030  → 【新価格】 ¥5,400

 

ドイツ本社と国内代理店の戦略的な合意で、2017年5月より販売価格が4割ダウンの5,400円に大幅に値下げされる見通しとなりました。

abus Bordo 5700

カラーはブラックとライムに加えて、レッドが追加。
都会的で見た目もスタイリッシュです。

abus bordo

 

大阪の自転車盗難は年間16000台で全国でも最も集中して発生している地域となっています。新車購入時は特に盗難されやすいので、BORDOでしっかり施錠しましょう。

 

サビに強いチェーンはどれ? 6種類のチェーンを100日間、水に入れた結果

自転車には定期的に交換しないといけないパーツがあります。タイヤ・チューブやブレーキシューなどのゴム製品は消耗品であり使用頻度が多かったり、保管状況が悪ければ1年も持たずに交換となります。また、自転車のチェーンも経年劣化や消耗によって伸びたり、さびたりする為、2年に1度程度交換をお願いしています。

交換用としてサイクルショップ203で使用しているチェーンはすべて十分な強度、耐久性を持っていて品質的、構造的には全く問題はありませんが、腐食の状況を調べるため6種類のチェーンを100日間、水に漬けて経過を観察してみました。

cycle chain

日本製の和泉チエンのシングルチェーン1本、完成車でよく使用されているKMC社から4本、そしておなじみシマノの8速用1本。それぞれ「1コマ」ずつカラーの結束バンドをつけ、水にいれました。

 

≪6種類のチェーン≫
黄=和泉チエン シングル用
白=KMC Z410RB
黒=KMC Z410カラー(ブラック)
緑=KMC Z50
赤=KMC Z7
青=シマノ CN-HG71

 

 

bike chain

外気にさらすのではなく水没させるという過酷な状況なので「1週間くらいで錆びてくるだろう」と考えていたのですが、意外と錆びないもんなんですね。

cyclechain

30日が経過したので1度水から出し、腐食具合をチェックしたのですが、目視では外観にほとんど異変はありませんでした。劣化というほどではありませんが、黒のKMC Z410の塗装の一部が剥離しています。

 

bikechain

60日経過、再びチェック。
著しい劣化はありませんが、緑のZ50の内プレートと赤Z7の外プレートの内側にわずかに錆が確認できます。

 

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≪結果発表≫

100日経過、観察終了。
それぞれを見てみましょう。

izumichain
6種類のなかで唯一国産の和泉チエンのシングルチェーンです。内プレートにもらい錆びがありますが、手で触れるとサビは簡単に落ちました。ローラーも新品同様に円滑に可動します。

 

kmc z410
500時間の塩水噴霧試験をクリアするラストバスターコーティング採用のKMCのシングルスピード用チェーン「Z410RB」ですが、内外プレートおよびローラーに軽度のサビが見られます。

 

kmc z410bk
KMCの「Z410」のカラーチェーンの黒ですが、「Z410RB」と同様にサビがみられます。塗装も剥離している部分があります。

 

 

kmc z50
6&7速用チェーン「Z50」は今回一番状態が悪く、交換が必要なレベルまで腐食していました。本体価格はZ410RBと同じで最安値(¥1430)ですが、塗装もラストバスターコーティングもされていないためか防錆性は低いようです。

 

kmc z7
6~8速用チェーン「Z7」は外プレートがZ型にシェイプされニッケルメッキ加工がされたチェーンですが、ローラーに軽度のサビがみられ、外プレートの内側ももらい錆びがでていました。

 

shimano cnhg71
シマノの8速チェーン「CN-HG71」は最もポピュラーなチェーンで完成車にも多く使用されています。リンク部分は無傷にみえますが、なぜか内プレート外側にサビがでています。状態としては和泉チェンに次いで良好で走行に影響は全くないのではないでしょうか。

 

※ 写真では伝わり辛い部分もありますので、使用した現物はサンプルとして店においておきます。チェーン選びの参考にしてください。

– –

チェーン選びの注意点としては、まず、リア変速の数によって使用するチェーンの厚さが異なりますので7速なら7速用チェーン、シングルならシングル用チェーンといった具合に適合するチェーン使用してください。取り付けにはチェーン切りという工具で長さ調整をして取り付けを行います。ちなみに、サイクルショップ203ではチェーン交換の工賃は1000円です。

また、自転車のチェーンは月に1回程度注油が必要です。注油をしないと円滑な駆動が行われずチェーン寿命が短くなってします。注油は無料です。

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