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大阪北部地震で実家周辺が被災、被害状況をみにいってきました

6月18日朝に発生した大阪北部を震源とした地震の被害にあわれた方には心からお見舞いも仕上げます。
私のところにも多くのメールやお電話頂戴しましたが、幸いなことに被害はほとんどありませんでした。

しかしながら、私が生まれ育った箕面では阪神大震災の時以上の被害が出ているらしく、地震発生から2日後の20日に実家周辺の様子をみるため帰省しました。

帰途の電車はダイヤは大きく乱れていましたが、住宅街は比較的平穏で日常を取り戻していました。私の実家は箕面市の南東部の吹田と茨木市の境界付近にあり、私の実家を含め周辺には古い木造住宅も多く存在します。

osaka earthquake

近所の住宅をみると、塀が落ちたり、瓦屋根がずれたりしていています。
この地区は阪神大震災の時は震度4、そして今回の地震はそれを上回る震度6弱を記録しました。私の実家もそうですが、修繕した家が再び被害にあったということになります。

実家は壁という壁に亀裂が入り、ガラスは割れ、床もやや傾いている感じがしました。定期的にスマホから警告音が鳴り、母親は憔悴していました。

minoo earthquake

周辺は完全に倒壊している棟は見当たりませんでしたが、屋根がブルーシートで覆う作業をしたり、自動車がパンクをしてタイヤ交換をしている人もいました。

 

osaka quake

 

最も被害が目立ったのは近所の神社で、石灯篭や鳥居が無残にも崩れていました。

temple quake

5m程あった鳥居は石柱が中ほどでポキンと折れ倒壊、阪神の時に再建したものだったと思います。

 

temple earthquake

階段の両端に10基ほどあった燈篭もすべて崩壊していて、揺れの大きさを物語っています。

 

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母校の箕面市立豊川南小は休校、被害は特になさそうでした。今回の地震では高槻市の小学校の生徒がプールの外壁の下敷きとなりました。神社の燈篭もそうですが、石積みの構造物はしっかりしているようで案外もろく、地震の際は要注意だと感じました。

 

cake shop

昨日まで断水があり、ケーキ店は休業していました。
一方、コインランドリーには大勢の客がいて、地震の影響を感じます。

cleaning

 

サイクルショップ 野々口商会さんは休業されているようでした。

nonoguchishoukai

軒先の天井が落ちてしまっています。

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地元スーパーは営業はしているものの、まだ商品は完全にはそろっていない状態でした。

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特にカップラーメンが品薄です。

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エレベーターも止まっていました。

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家族はケガもなく全員無事で安心しましたが、まだ余震が続いていますので、さらなる被害が出ないことを祈っています。

ネットで話題!東京-大阪間を24時間以内で走行する無謀な挑戦「キャノンボール」

インターネットニュースのヘッドラインに「チャリTシャツをお披露目」という見出しが出ていたので、サイクリング用のTシャツでもできたのかと興味を持って見てみると、「24時間テレビ」のチャリティTシャツのデザインが決まったというニュースだった。

 

日本テレビ系で毎年放送されている「24時間テレビ」は、愛は地球をを救うをテーマに募金活動を行い、タレントのマラソンが恒例となっている。2018年はANZEN漫才のみやぞんさんがランナーに選ばれ、番組終了までにゴールできるように東京・日本武道館を目指す。過去のランナーの実績から100km前後走っているようです。

己の体力の限界を超え24時間走り続けるという映像は視聴者に感動を与え、人気商売とはいえチャリティで走るタレントさんは実にすばらしなと感心します。

 

 

自転車で24時間走るとどこまでいける?

テレビ番組やチャリティではありませんが、数年前からインターネットなどを中心に「東京-大阪」間を24時間以内に走破する「キャノンボール」と呼ばれる無謀な挑戦が繰り広げられ、これまで20人ほど達成者がいるようです。

東京-大阪間は550kmあり、24時間以内となると体力だけでなく平均時速20km以上で走行する速さや経験も要求されます。走行ルートや食事などは走行する本人が決め、信号や夜間灯などの交通ルールをしっかり守り走らなければなりません。もちろん電車や自動車の利用、電動アシスト自転車は不可です。

掲示板サイト「2ちゃんねる」に2006年に投稿されたのをきっかけに挑戦者は増加、「キャノンボール」という名称はその投稿の中で触れられた1981年公開の米国のロードムービーに由来しているようです。GPSや自転車機材の進化、または挑戦者達による研究で、成功しやすくなっているといわれていますが、入念に下調べをして試走しなければ、ほとんど時間内に完走できないというのは言うまでもありません。

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▲「キャノンボール」(1981年 米)は自動車の大陸横断レースをモチーフにした作品

 

 

| 最初に東京~大阪を24時間以内で走ったのは誰なのか?

研究サイトには体験談やアドバイスなども多く紹介されています。そして、「2ちゃんねる」に投稿される以前から、東京~大阪間の長距離タイムトライアルが存在していたことも詳述されています。記事によると元・自転車競技者で、サイクルショップ経営の藤田照夫さんという方がそのパイオニアあり以下のような記録となっている様です。

 

1969年「大阪→東京」にチャレンジ 23時間40分で完走、
1970年「東京→大阪」にチャレンジ 23時間07分で完走。

 

当時の自転車雑誌「ニューサイクリング」1970年6月号は、藤田さんの2回目の挑戦に伴走し、詳細に記録を残しています。

皇居前を正午にスタート、あろうことか天候は雨。浜松までの12時間、雨の中を走行。激しい降雨やドロヨケの着脱など合計1時間以上の足止めを余儀なくされたにも関わらず、前回の挑戦より大幅な時間の短縮に成功し、翌月の同誌の表紙となっています。

 

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▲「ニュー サイクリング」1970年6月号の表紙の写真

 

 

1969年「大阪→東京」の初回チャレンジについては記載はありませんでしたが、4月号に読者からの質問コーナーに連続公道記録に関する質問で興味深い回答があります。

 

Q.日本の公道を一日中走った記録を教えてください

 

お答え. 昭和34(1959)年頃、京都の荒川博之氏が「東京→守口」まで23時間56分で走っています。距離は約570km位だったと思われます。その後、昭和39(1964)年の末に東京の松坂好雄氏がこれに挑戦して22時間43分で走っています。

 

初の達成者とされている藤田さんは「ニューサイクリング」の記事で、守口で2度目のパンクで修理をしていて、ペースとしては1964年の松坂さんのタイムはこの時点で同ペースだったようです。年代が変わると道路の舗装状況や交通事情がかなり違ってきますので数字だけで比較するのは難しいでしょうが、当時「キャノンボール」という概念があれば、守口は大阪市に隣接する都市ですので、おそらく両氏とも達成していたことでしょう。

初心者の方は無理をせずまずは80km程度目標にして、徐々に距離を伸ばしていってください。

大阪城の外濠を泳ぐ「大阪城トライアスロン2018」

大阪城公園で開催された「大阪城トライアスロン2018」を観戦してきました。

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トライアスロンとは、水泳・ロードバイク・長距離走の3種目を連続して行う個人競技で、東京五輪でも正式種目になっている競技です。1970年代に始まった比較的新しい競技で、強靭な体力と精神力が必要とされ趣味で始める人が増えてきています。ここ数年は各地で町おこしとして数多く開催されるだけでなく、毎年横浜で開催される世界大会にはトップ選手が必ず来日していて活気づいています。

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「大阪城トライアスロン」は2017年に初めて開催され、今回で2回目となります。この大会の最大の魅力は大阪城の濠内を泳ぐスイムといえます。トライアスロンはスイム→バイク→ランの順で行われます。美しい海岸、寒い湖、都市の水路など、スイムは開催場所によってその大会の個性がでます。

開催日の6月10日は前日まで雨が降りまだ雲が残っていました。気温は22度、風は微風です。
大阪城公園の東側は数年前までホームレスがブルーシートや段ボールで床を張っていましたが、最近は観光地化され、きれいに整備されています。

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私は自宅マンションが大阪城の近くにあり、毎朝この公園で犬の散歩をしていますが、最近の中国人の団体客の多さに驚かされます。

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運営が安心・安全を最優先で水質調査も遊泳「可」となっているようですが、外濠の水質は決して泳いでみたい環境ではなく、凶暴な外来魚アリゲーター・ガーが生息しているとも言われています。過酷な状況でも普段のパフォーマンスを発揮できる精神力が不可欠となります。

 

osaka triathlon swim

「大阪城トライアスロン」のスイムは競技者と応援している人の距離が近く、観客も遠泳中の目当ての参加者を確認できます。他の大会のスイムは、誰が誰だかはっきりわからず、観戦者泣かせの競技ですが、この大会はギャラリーも多く、やはり最大のみどころと言えます。

スイムを終えるとトランジットと呼ばれる駐輪場で自転車に乗り換えます。
サングラスやヘルメットを素早く装着。エリートクラスになると大きく順位が入れ替わる勝負のポイントとなります。

osaka cathle triathlon transition

自転車はロードバイクかトライアスロン専用車。コースは基本的に高低差が少ない舗装道路になります。
公園外に出てOBPの方まで行くそうです。

 

osaka cathle triathlon bike

個人的にはロードバイクレース観戦の魅力は

① 高速のゴール・スプリント
② 列車の先頭交代
③ ヒルクライム

だと思っているので、トライアスロンのバイクは少し退屈に感じます。
トライアスロンのバイクには競技の特性上この3つがなく、いかに体力を消耗せずにランにつなげるかといったところに比重がおかれます。

osaka cathle triathlon cafe

バイクはカフェでくつろぎながら観戦できます。

 

osaka triathlon run

大阪城は日ごろからランナーがいます。大阪マラソンや大阪国際女子マラソンなど毎年恒例となっていて聖地となっています。

 

osaka cathle triathlon volunteer

「ありがとう!」
給水場で参加者のランナーがスタッフにお礼を言っている光景を目にしました。
スタッフには多くのボランティアが参加し、NTTをはじめいくつかの企業の協賛、そして地域の理解によって大会が成り立っている様子が垣間見れます。

osaka triathlon expo

大会開催にあわせて「大阪城トライアスロン2018 EXPO」という催しも同時に開催され、トライアスロンに興味がない人でも楽しめるイベントとなっていました。

 

knog ベル「Oi」日本限定カラー レッド

人気のknogのベル「Oi」(オイ)に日本限定カラーのレッドが追加されました。

knog oi red

既存のアルミシルバー、ブラス、コッパー、ブラックとはまた違ったアクセントとなるカラーリングなっています。

 

knog oi bell

ハンドルバー径φ25.4~31.8に対応するサイズで、内側にケーブルをかわす溝もありますので、ロードバイクなどのドロップハンドルにも装着ができます。ハンドルバーの直径は自転車によって異なり、付属の2枚のゴム板スペーサーを使用し取り付けします。

 

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限定品ですので気になる方はお早めにどうぞ

TOPEAK iPhoneX専用スマートフォンホルダー「Ride Case」

自転車アクセサリーの最大手TOPEAKからiPhoneX専用のスマホホルダー「Ride Case」が発売されます。

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ハンドルバーマウントとステムキャップマウントが両方付属していてほとんどの自転車にスッキリと取り付けが可能です。

topeak ridecase

エンジニアリングプラスチックとラバーの2種類の素材で構成されたボディは耐衝撃性に優れ、専用品ですのでケースにピッタリと収まります。画面上にバンドやキャッチがなく、そのままケースとして使用がでるので非常に便利です。

 

 

topeak ridecase iphone  topeak ridecasefor iphone

 

指かけリングなしでも握りやすい背面は、縦・横置きが可能なフリップスタンドが付属していてワイヤレス充電にも対応しています。重量も32gと軽量で、自転車に使用しない方のためにケース単体の販売もしています。

 

 

topeak ridecase

2018年6月下旬発売予定で
価格はマウントセットで5500円
ケース単体は3500円です。

ライドケースシリーズはiPhone6/iPhone6Plus/iPhone7/iPhone7Plusにそれぞれ専用品がラインアップされています。

ビンテージ自転車のスワップミート「シクロジャンブル2018・春」に行ってきました

国内最大級のヴィンテージ自転車やパーツのスワップミート「シクロジャンブル」に行ってきました。

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大阪北部・豊中市の服部緑地公園で年2回、春と秋に開催される中古自転車と部品のフリーマーケットで2018年春は5月20日(日)に開催されました。

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公園内の「古民家集落広場」という多目的広場にて開催され、全国各地から自転車マニアが集まるイベントとなっています。

vintage cycle parts

出店は誰でも可能で自転車パーツコレクターから自転車関係業者など30ブース以上、小銭で購入できるジャンクパーツからマニア垂涎の逸品、珍品、自作品、不用品、なつかしの自転車などまさしくジャンブル(ごちゃまぜ)です。

当日に自転車や自転車部品などの購入をお考えなら、手さげ袋、小銭、メジャー、ノギスなど必要なものは持参した方がいいかもしれません。

 

madgurd

ハンドメイドのサイリングキャップや現在の規格には全く合わなくなってしまったディレーラやハブなどの自転車部品等々、値札がついていない商品も多く、交渉次第ではインターネット通販やリサイクルショップで買うより安く購入することができます。

 

old feather

富士自転車「オールド・フェザー」やコロンバス製チューブのデローザのロード車など時代を物語る旧車や銘品を見ているだけでも楽しくなります。

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昭和の自転車愛好家のバイブル「ニュー・サイクリング」誌も大量に販売されています。1962年から発行される月刊誌で、インターネットもない時代の貴重な情報源としてサイクリング文化を啓蒙し続けてきましたが、10年程前から休刊状態のようです。

 

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緑地公園駅から徒歩10分くらいかかるため自転車で来ている人も多く、これがまた各々個性的です。

午前10時から昼頃までという開催時間なのですが、なるべく早く行った方が掘り出しモノに巡り合えると思います。

 

nitto sugino

今回の戦利品
・「SUNTOUR CATALOG」マエダ工業〔1986年?〕
・「自転車センターのあゆみ」関西サイクルスポーツセンター〔2004年〕
・NITTOカタログ 〔1993年〕
・ワンゲルチェーンの店「ARAI-CYCLE」紙袋
・「JEXジャーナル VOL.1」JEXジャーナル編集部〔1975年〕
・「スギノジャーナル 第23号 昭和42年 復刻版」杉野鉄工所 〔1975(昭50)年〕

 

業界紙の「JEXジャーナル」や「スギノジャーナル」はなかなか他では入手できないモノで興味深い内容になっているので、またの機会に紹介したいと思います。なぜ「スギノジャーナル第23号」は8年後に再発行されたんでしょうか…そのあたりの謎にもせまってみたいと思います。

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