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ツーリングに最適な秋、topeakのミニポンプ ランキング

台湾最大の自転車パーツメーカーTOPEAKは、当ブログでも何度も紹介していますが、今回は国内での携帯ミニポンプの販売ランキングを紹介したいと思います。

TOPEAKといえばボトルホルダー「MODULA CAGEⅡ」や携帯ホルダー「RIDECASE」などのアクセサリーやバッグ類、多種多様な工具がおなじみです。
ポンプ類も多くラインナップされ2019年時点で、64種94タイプをそろえています。種類としては携帯できるポンプが多く39種類、フロア型21種類あり、多すぎて逆に何を買っていいのか迷ってしまいます。

メーカーより国内の携帯型ミニポンプのランキングが公開されました。
ツーリングに最適な秋、購入の参考にしてみて下さい。
ツーリングに最適なTOPEAKのミニポンプランキング

 

【第1位】

topeak raceroket hp
【商品名】RACE ROCKET HP
【本体価格】¥3,800
【長さ】180mm
【特徴】仏・米式を切り替えのできるスレッドロックスマートヘッド採用のホース式ミニポンプ
(こちらの商品はAmazon.co.jpでもご購入いただけます)

 

 

 

 

【第2位】 
topeak minimorph

【商品名】MINI MORPH
【本体価格】¥3,800
【長さ】260mm
【特徴】人気のMORPHシリーズの小型版。地面に立ててポンピングが可能

 

 

 

【第3位】
topeak pocket rocket
【商品名】POCKET ROCKET
【本体価格】¥2,100
【長さ】222mm
【特徴】お手軽な価格のロード用定番モデル。新色のブラックが追加されました。

 

 

 

 

【第4位】
topeak micro rocket al
【商品名】MICRO ROCKET AL MasterBlaster
【本体価格】¥2,800
【長さ】160mm
【特徴】アルミ合金シリンダー/ハンドルのスタイリッシュな超小型仏式専用ポンプ

 

 

 

 

 

【第5位】
topeak rooadie da
【商品名】ROADIE DA
【本体価格】¥2,200
【長さ】183mm
【特徴】ハンドルを引いた際に空気を圧縮し一気に空気を充填するデュアルアクションの新シリーズ
(こちらの商品はAmazon.co.jpでもご購入いただけます)

 


 

 

※ミニポンプは携帯型の中でも、携帯性を重視した小型のポンプです。ミニポンプでは、なかなか高圧ははいりません。パンクなどの緊急時に使用するようなイメージです。
日常の空気圧管理はフロアポンプが必須となります。

大阪城の外濠を泳ぐ「大阪城トライアスロン2019」

大阪城公園で開催された「大阪城トライアスロン2019」を観戦してきました。

osakatriathlon2019

トライアスロンとは、水泳・ロードバイク・長距離走の3種目を連続して行う個人競技で、東京五輪でも正式種目になっている競技です。1970年代に始まった比較的新しい競技で、強靭な体力と精神力が必要とされ趣味で始める人が増えてきています。

「大阪城トライアスロン」は2017年に初めて開催され、今回で3回目となります。
毎大会、国内外の有力選手が出場し、多くの一般の方も参加されるイベントです。
過去には実業家のホリエモンや有名アナウンサーなども出場し、各メディアで紹介されているので、観戦者も毎年増加し、人気も出てきています。

 

osakajyotriathlon2019

この大会の最大の魅力は大阪城の濠内を泳ぐスイムといえます。
トライアスロンはスイム→バイク→ランの順で行われます。美しい海岸、寒い湖、都市の水路など、スイムは開催場所によってその大会の個性がでます。

 

osakajyotriathlon

開催日の9月22日は台風が接近中で曇天強風、蒸し暑く気温は30℃近くまで上昇しました。
観戦している限りは風が心地よくスポーツの秋といった感じでしたが、強風と蒸し暑さに苦しんだ参加者もいるのではないでしょうか。

「大阪城トライアスロン」のスイムは競技者と応援している人の距離が近く、観客も遠泳中の目当ての参加者を確認できます。他の大会のスイムは誰が誰だか分かりにくい場合がありますが、この大会は声援も届き、やはり最大のみどころと言えます。

スイムを終えるとトランジットと呼ばれる駐輪場で自転車に乗り換えます。
サングラスやヘルメットを素早く装着、エリートクラスになると大きく順位が入れ替わる勝負のポイントとなります。

osakacathletriathlon2019

 

参加者自らが事前に用意した自転車で、天守閣の東側のコースを走行します。
公園内はカーブが多くテクニカルなコース設定で、直線の玉造筋は高速ゾーンとなっています。高低差はなく公園内も舗装されたアスファルトで走りやすく整備されています。

 

cooljapan oosakajyo

このエリアは森之宮駅に近く、再開発が始まっています。
日生球場跡地が「キューズモール」になり、今年は「クールジャパンパーク大阪」というよくわからん施設が完成、2025年には大阪市立大と府立大が統合し、新キャンパスが開学予定となっています。

噴水前のスタバが絶好のバイク観戦スポットです。

osakacathletriathlon

自転車はロードバイクかトライアスロン専用の競技車で、軽量でビンディングペダル&専用靴など高速走行ができるセッティングとなっています。近頃、プロの間でも広がっているディスクブレーキの採用の自転車も全体の8%いました。

 

osaka cyclerace

レースの模様は会場のゴールの大型スクリーンで流されるだけでなく、今年からYouTubeでライブ放送をしているそうです。

 

osakacathle run

 

同大会は「水都」を標榜している大阪にとって絶好のアピールの場だと思うのですが、濠内の水質は泳ぎたいような環境ではなく、凶暴な外来魚アリゲーター・ガーが生息しているとも言われています。

このような河川の環境は、運営の努力だけではどうにもならないことは明白です。大阪は2015年には同じ水系の道頓堀をプール化し「遠泳大会」を計画するなどしましたが、実現にはいたりませんでした。

このイベントも濠の水質を理由に参加を取りやめた人もいるのではないでしょうか。以前よりは改善しているとはいえ、市内の河川は汚濁しています。自治体には今以上に、水環境に改善に取り組んでいただきたいと思います。

 

下は選手が泳いだ東外濠の写真です。(9月15日撮影)

saka cathle 2019

osaka cathle 2019

osaka river

シマノフェスティバル2019に行ってきました

Appleから新型iPhone「iPhone 11」が発表された9月11日、大阪ではシマノの新製品発表会がありました。今シーズンの目玉はグラベルライドに最適化されたコンポネント「GRX」シリーズで「RX810」「RX600「RX400」の3グループが正式に発表されました。

shimano grx

専門誌やインターネット上では5月頃から情報がでていたため、iPhoneのようなサプライズ発表会ではありませんが、プレゼンは撮影禁止となり同社の製品開発のレベルの高さがうかがえる内容となっていました。

shimano gxr 2019

「GRX」はレーシングコンポネントではありませんが非常にレベルの高い製品で、ロードバイクのコンポの単なる流用ではなく、最先端の技術が注がれ信頼感のあるひとつのカテゴリーとして、山道やロングライドに挑戦する探求心をサポートしてくれるメカのようです。

shimano gxr

今回の発表分は、ロードでいうと中上位の「Tiagra」から「ULTEGRA」クラスに相当するグレードかと思われます。

shimano rd-rx

一方で、例年更新されていたロードバイクのコンポネントのフルモデルチェンジがなく、期待されている10速コンポ「Tiagra」の新型は開発中で、来期以降におあずけとなりました。

 

– – –

 

欧州市場で活況なE-BIKEの流れは、徐々に日本にも普及を見せています。

shimano steps 2019

SHIMANOは昨年日本市場向けユニット「STEPS E8080シリーズ」を発表、2019は「E6180」「E5080」の2シリーズを追加し市場の拡大を図っています。

shimano ebike

E-BIKEユニットは、独BOSCH社が欧州市場で評価を得てきています。SHIMANOやYAMAHAなどアジア勢は今のところ2番手グループで追随しています。欧州と日本では道路交通法が異なるため、別規格のユニットを開発し、型式登録しなければなりません。主戦場は欧州なので、日本にE-BIKEが本格的に普及しだすのは、まだあと数年先になってくるのではないでしょうか。

 

当ブログでも「GRX」や新型「STEPS」を搭載した自転車を、また紹介していく予定となっていますのでよろしくお願いします。

自転車バッグの新トレンド、トップチューブバッグ 6選

スポーツ自転車用バッグというえばサドル下取り付けるサドルバッグが多く使用されていますが、バイクパッキングブームで、いろいろな場所にバッグをを取り付ける試みがされ高機能化している昨今、 トップチューブ上部に取り付ける小型バッグのトップチューブバッグの人気が高まっています。

スマホや補給食が、サドルに座った状態でもすぐに取り出せ非常に便利で、ママチャリの前カゴの感覚に近く、日本人向きに向いているともいわれています。

 

あると便利トップチューブバッグ 6選

 

 

giant wp
【メーカー】GIANT
【商品名】TOP TUBE BAG WP(S)
【本体価格】¥2,400
【容量】0.4L
【特徴】完全防水のTPUラミネート素材使用

 

 

 

 

tioga adv

【メーカー】TIOGA
【商品名】ADV top tube bag
【本体価格】¥2,800
【容量】0.5L
【特徴】型崩れしにくく丈夫なPVCコーテッド600デニールナイロン使用
(こちらの商品はAmazon.co.jpでもご購入いただけます)

 

 

 

 

topeak tridry
【メーカー】TOPEAK
【商品名】Tri Dry Bag
【本体価格】¥2,500
【容量】0.6L
【特徴】TOPEAKは同モデル以外にも多数ラインアップがあります

 

 

 

 

fefal z-race-s
【メーカー】Zefal
【商品名】Z RACE S
【本体価格】¥4,000
【容量】0.3L
【特徴】上部が透明窓になってるコンパクトタイプ

 

 

 

 


bbb toptank

【メーカー】BBB
【商品名】TOPTANK
【本体価格】¥4,700
【容量】0.75L
【特徴】7インチまでのスマホが直接使用可能

 

 

 

 

birzman zyklop-navigator
【メーカー】Birzman
【商品名】ZYKTOP NAVIGATOR
【本体価格】¥2,600
【特徴】上部にスマホなどを収納できる透明ポケット付き

 

 

来春堀江に開講、水野学園[自転車メカニックコース]

堀江にあるジュエリーの専門学校 ヒコ・みづのジュエリーカレッジ大阪に来春、自転車を学べる専門コース「自転車メカニックコース」が開講されます。自転車に関することを総合的に学べる2年制のコースで、東京のサイクルデザイン専門学校の系列コースです。

hikomizuno horie

開講に先立っておこなわれたオープンキャンパスイベント「CYCLE STUDY」に招待いただき、特別に開講前の教室なども案内していただきました。新コースは、自転車の基本的な組み立てや修理の習得から研究、実習などをおこない、在学中に「スポーツバイクメカニック検定(SBM)」の受験・取得が可能になるそうです。

mizuno osaka

キャンパスはサイクルショップ203のすぐ近くで、現在ジュエリーカレッジになっているビルの1フロアが、同コースの教室となるようで、すでに自転車や専門工具が並べられていました。

hikomizuno osaka

募集は28名で、卒業後は自転車店やメーカーで活躍するように就職や独立支援体制もあるそうです。

この日のイベントは校舎と近隣のレストランの2つに会場が分かれていて、校舎では自転車部品メーカーの特別セミナー、レストランではハンドメイド自転車の特別展示&トークショーがおこなわれました。

cherubim

トークショーのゲストは、東京サイクルデザイン専門学校の顧問も務める今野真一氏(左)。今野氏は日本を代表するハンドメイドブランド「CHERUBIM」(ケルビム)を主宰し、世界でも高い評価を受けています。もう一方は自転車雑誌「サイクルスポーツ」誌の編集長の吉本司氏(右)です。

konno shinichi

今野氏は父・仁氏も名ビルダーとして知られていて、1968年メキシコ五輪を走った貴重な現車が展示されていました。

olympic roadbike

興味がある方は、入学案内を配布していますので、ご用命ください。

cycleschool guidebook

 

|| 学校法人 水野学園

住所:大阪市西区北堀江2-14-3
アクセス:地下鉄 長堀鶴見緑地線「西大橋」下車徒歩5分
電話:0120-701-777

東京五輪まであと1年 自転車競技の問題点 -競技場問題-

東京五輪開催まで1年をきりました。

注目している人は多くはないかもしれませんが、自転車競技は第1回のギリシャ大会から途切れることなくおこなわれています。これは体操・陸上・フェンシングの4競技だけなので、なくてはならない競技といっていいのではないでしょうか。

今大会からBMXフリースタイルが追加され、4競技11種目、男女合わせて合計22の金メダルを競う大会が、開会式翌日の7月25日(土)から最終日の8月9日((日)まで毎日行われます。

 

東京五輪の自転車競技種目

BMX
・フリースタイルパーク(男子/女子)
・レース(男子/女子)

マウンテンバイク
・クロスカントリー(男子/女子)

ロード
・ロードレース(男子/女子)
・個人タイムトライアル(男子/女子)

トラック
・チームスプリント(男子/女子)
・スプリント(男子/女子)
・ケイリン(男子/女子)
・チームパシュート(男子/女子)
・オムニアム(男子/女子)
・マディソン(男子/女子)

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メダルが期待されるトラック競技 男子

強豪国はフランス・イタリア・オランダで、ロンドン大会前後からはイギリスも、かなり力をつけていて今大会も多くのメダルを獲得することが予想されます。加えて、オーストラリア・米国や他の欧州の国も毎大会メダルを獲得しています。テレビで見るとわかるのですが、勝つのは大抵、白人です。

日本はというと、

ロスのスプリントで銅、
アトランタの1kmタイムトライアルで銅、
アテネのチームスプリントで銀、
北京のケイリンで銅

今までにメダルを4つ獲得していますが、残念ながら金メダルはありません。

トラック競技は種目も多く、日本にはプロ選手が2000人以上いるため、一番金メダルに近い自転車競技といえます。一方、ロードやマウンテンバイク,BMXレースはトップ選手との実力差が大きく、入賞できれば快挙といった現状です。

当ブログでも五輪まで関連情報や動向を都度、投稿していきますので、よろしくお願いします。

 

自転車の競技場問題

自転車競技が行われる会場は各種目ばらばらで、マウンテンバイクとトラック種目は東京ではなく静岡でおこなわれます。当初は東京の臨海エリアに期間中、専用のトラック競技施設「ベロドローム有明」をつくると、説明していましたが、希望の党の小池百合子が知事になると、予算問題などを理由にこれを撤回。マウンテンバイクコースも新設されず、あわせて、東京から遠く離れた静岡で、実施することが決まっています。

石原慎太郎が都知事として君臨した時代には「東京ドームの施設を活用した、これまでの常識を覆す斬新でスマートなケイリン」を計画しましたが、残念ながら実現にはいたりませんでした。しかし、このトラック競技施設の建設は非常に重要で、メダル獲得に不可欠なのです。

velodorome

競輪やインター杯があるため、日本国内には50か所ほどトラック競技施設があります。これほど多く施設を保有してい国は、他にはありません。しかし、そのほとんどは1948~52年に造られた施設で、老朽化しています。建物が古いだけでなく、規格まで古く、今の基準では国際大会が開催できません。

日本の競輪場は、屋外のコンクリート製の一周333~500mコースで、雨の中でも競技は行われます。昔は世界大会も同様の施設でおこなわれたのですが、2000年のシドニー五輪以降は一周250mの木製の近代的な屋内競技場でしか実施されていません。この基準の施設が、日本には2011年に建設された静岡の1か所しかないのです。

屋内と屋外、木製とコンクリート製、250mと500mこれだけ違えばもう別の競技です。野球選手にソフトボールをさせているような状態で、選手は実力を発揮できません。この問題は根深いわりにマスコミや自転車業界も無関心です。イギリスも新競技場がロンドンの中心部に建設されたことでメダルが量産され強豪国の仲間入りをし、さらに周辺地区の再開発へとつながりました。競技場がある国とない国の実力差がでるのはどのスポーツでも必然です。

このような状況のなか、千葉の競輪場が改修を発表、500mの屋外バンクから国際基準の250m屋内競技場へと建て替えられることになりました。2020年完成を予定していますが、残念ながら東京五輪には間に合いません。

今のところ関西には250m屋内競技場の建設の予定はありませんが、個人的には舞洲の万博跡地にカジノと併設すれば世界的な観光収入が見込めるのではないかと思っています。

IR運営大手の米MGMリゾーツのCEOは、産経新聞のインタビューで「IRには劇場のほか、スポーツアリーナも開設。国内外から多くのビジネス客と観光客を呼び込む態勢を整える」としています。スポーツアリーナが競輪場として使用できる施設なのかどうかは分かりませんが、近隣のカジノとの差別化、低迷する競輪事業の活性化を考えると「舞洲競輪場」は妙案ではないでしょうか。


※ 日本の競輪の問題に関しては、古川岳史さんという方の「競輪文化」(2018 青弓社)という書籍に詳しく書かれていますのでそちらも参考ください。

keirinbunka

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