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コストパフォーマンスの高いハイグレードライトLEZYNE「MICRO DRIVE 600XL」

美しいCNC削り出し技術を多用する自転車用品メーカーLEZYNE。最近はGPSコンピュータをイチオシしているようですが、「Y13」(創業13年目という意味らしい)と題してライト類がバージョンアップされます。

今では一般的になったリチウム充電式のヘッドライトも、数多くラインナップされています。ハイグレード「MIRCO DRIVE」シリーズは、クーリングフィン付きのデザインに変更になり、価格もお求めやすくなってきました。かつて8400円だった双眼の「MIRCO DRIVE 600XL」はクラス最安値の6480円です。

しかも、LEZYNEのライトは中国製ではなく、台湾製です。

lezyne microdrive

当ブログを読んで下さっている方は台湾の自転車産業のことを度々ご紹介させていただいているので、説明不要かもしれませんが、非常に品質です。

所用でたまに近所のホームセンターに行くと、いまだに単三電池式の100ルーメン程の低性能のプラスチック製自転車灯が主流で驚きます。こういった製品は防水性もなく、おそらく片手のチカラで破壊できる強度で、転倒時は割れてしまうでしょう。

USBで充電できるこのような製品は多くのメーカーから発売されています。
選択肢も多くあり先月もミドルグレードのMOON「METEOR-X AUTO」を紹介しましたが「MIRCO DRIVE 600XL」は、600ルーメンでワンランク上のハイグレードモデルにあたる性能です。

 

 

lezyne microdrive 600xl

 

 

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| USBライト600ルーメン以上 人気モデル【価格比較】

① LEZYNE  「MICRO DRIVE 600XL」 ¥6,480 ←New
② SERFAS「USL-900」¥7,800
③ GIANT 「RECON HL700」¥8,000
④ guee「SOL 700 plus」¥8,800
⑤ knog 「PWR ROAD 600」 ¥9,800
⑥ TOPEAK 「CubiCubi 850」  ¥14,400
⑦ CATEYE  「VOLT 800」   ¥16,000

*LEZYNE 「LITE DRIVE 1000XL」¥8,900 ←New
*LEZYNE「CLASSIC DRIVE 700」¥7,800 ←New

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取り付けは工具不要のシリコンマウント方式、充電はワイヤー不要の直差しタイプです。
カラーはブラックとシルバーの2色です。

Y13 lezyne microdrive 600xl

UBER eats配達員にもオススメ!街中最速、進化するフラットバーロード5選

最近、都市部では「UBER eats」の緑色の直方体型オカモチを背負った自転車配達員をよく目にするようになってきました。サイクルショップ203のある堀江では、昼時には全体の3%の自転車が配達員という状態です。

同事業のサービス地域が拡大していくのはもちろん、他社も同様のサービスで追随することでしょう。注文したものが20分で届く迅速な配達は弁当だけでなく、日用品や雑誌など他の品物の配達にも転用ができます。

そうなると、物流が大きく変わります。

この方式は、Amazonのように何キロも先から、段ボールと緩衝材で厳重にシュリンク包装された商品を1~2日かけて軽トラで運ぶ通信販売より、早くて効率的です。配達業者を困らせている不在による「再配達」も20分で届く「UBER eats」方式なら、なくなることでしょう。

スマホ端末や位置情報などITを活用した点やシェアリングエコノミーの可能性をビジネス化した点などはすでに各方面から革新的であると賞賛されています。それに加えて私が評価したいのは物流にスポーツ自転車を導入したという点です。

自転車は古くから新聞や乳製品などの配達に活用されてきました。
本来なら時代が変わるにともない自転車も共進化していかなくてはいけないのですが、自転車だけは半世紀も進化がとまったで、昭和時代と変わらぬ鈍重な実用車やママチャリを、各社何の疑いもなく導入しています。ほとんどの経済人・企業家は、高性能なスポーツサイクルの有益性や利用価値に、いまだに気づいていないのです。

私はUBER TECHNOLOGIES社は、近い将来キャズムを超え、Amazonを脅かす存在になるのではないかとすら思っています。少し前置きが長くなりましたが、UBERパートナーにもオススメの街中最速のフラットバーロードを紹介いたします。

 

 街中最速、進化するフラットバーロード 5選

 

gios cantare
【メーカー】GIOS
【商品名】CANTARE Claris
【本体価格】¥72,000
【重量】9.7kg
【フレーム】アルミ
【ドライブトレイン】シマノ Claris(2×8速)
【カラー】ブルー/ブラック
【特徴】WH-R501車輪など駆動系パーツをシマノ製パーツで統一、最高のコストパフォーマンス。

※オフィシャルサイトやカタログのカーボンフォークは誤りで実際はアルミ製フォークとなっています

 

 

giant forma
【メーカー】GIANT
【商品名】FORMA
【本体価格】¥74,000
【重量】10.0kg
【フレーム】アルミ
【ドライブトレイン】シマノ Claris(2×8速)
【カラー】マットブラック/マットシルバー
【特徴】2019年の新作フラットバーロード。ワイヤー類が内装されたハイドロフォーミング製法のエアロ形状フレームが印象的な軽量バイク

 

 

 

louisgarneau aviator9.2
【メーカー】LOUIS GARNEAU
【商品名】AVIATOR 9.2
【本体価格】¥85,000
【重量】9.6kg
【フレーム】アルミ(+カーボンフォーク)
【ドライブトレイン】シマノ SORA(2×9速)
【カラー】グラスグリーン/ホワイト/レッド
【特徴】内装ワイヤーの軽量アルミフレームにカーボン製フォークを採用、シマノSORA 2×9変速のミドルグレードのフラットバーロード

 

 

 

fuji roubaixaura

【メーカー】FUJI
【商品名】ROUBAIX AURA
【本体価格】¥92,000
【重量】8.9kg
【フレーム】アルミ(+カーボンフォーク)
【ドライブトレイン】シマノ Claris(2×8速)
【カラー】ガンメタ/マットブラック
【特徴】クラス最軽量。2016年までハイエンドアルミロード「ROUBAIX 1」に使用されていたプラットフォームをワイヤー内装式に変更、非対称チェーンステーやカーボンフォークなどはそのままに高級感ある装いに

 

 

 

 

raleigh RF7
【メーカー】RALEIGH
【商品名】RF7 Radford-7
【本体価格】¥118,000
【重量】9.8kg
【フレーム】アルミ(+カーボンフォーク)
【ドライブトレイン】シマノ SORA(2×9速)
【カラー】ブラックレッド
【特徴】高剛性なテーパードヘッド構造で見た目にも美しいエアロデザインのフレーム、ロードとのクロスオーバーを見据えた頂点に立つ一台

 


 

そもそもフラットバーロードってなんだ?

 

フラットバーロードとはクロスバイク分類されるスポーツ自転車で、ロード競技用自転車のハンドルバーをストレートハンドルにした高速走行が可能な車種の俗称です。GIANTが2002年にロードバイク「OCR」の姉妹車種として同じフレームを使用したストレートハンドル仕様の「FCR」を発売。メッセンジャー(自転車便)が使用したことから、メッセンジャーバイクとも呼ばれていました。
車種の特徴としては
・ロードバイクがベースとなっていて、フレームスケルトンやコンポネント、ブレーキ、700cホイールなどはロードバイクと同じモノが使用され軽量で高速走行が可能。
・ストレートハンドルをドロップハンドルにカスタムするとロードバイクとなる。
・前傾の乗車姿勢がきつく長距離ライドに向かない。
・競技性はなく、一般的にロードバイクより安い価格設定となっている。

上記のような特性があります。

 

20年以上前は現在とは違いロードバイクはものすごくダサい乗り物でした。サイクリングジャージなんてもってのほかで、笑いモノどころかそれだけで女性から別れを告げられてもおかしくない存在でした。良識や分別のある人間はロードバイクを避け、まだ自転車に乗るならオフロード用のマウンテンバイクを選好しました。

転機となったのは、当時の人気アイドル「SMAP」のメンバーが主演した映画「メッセンジャー」(1999年)。都市を高速で移動するスポーツ自転車がにわかに注目をあび、マウンテンバイクにスリックタイヤを装着するカスタムが増加。GIANTが2000年に「OCR Zero」、次いで「FCR」を発表するとその他のメーカーも同様のモデルをラインナップし、普及用のクロスバイクに拡大していきました。

現在では乗車姿勢などが見直された街乗り専用設計のクロスバイクが主流ですが、高性能でロードバイクへのバージョンアップが可能なフラットバーロードはスポーツテイストで、ハイクラスなクロスバイクとして存在感があります。

 

暑くなる時期までに欲しいボトルケージのオススメ5選

自転車に乗るとのどが渇きます。
特に暑くなるこれからの時期は、こまめな水分の摂取が必須となってきます。いつでも喉の渇きを潤せるように自転車に専用のボトルゲージをつけると取り出しも簡単で手軽に補給できるようになります。

オススメのボトルゲージを紹介いたします。

 

 

スポーツ自転車用ボトルゲージ 5選

 

 

minoura duracage
【メーカー】MINOURA
【商品名】AB-100-4.5 DURA CAGE
【本体価格】926円
【製品特徴】軽量(38g)で丈夫なジュラルミンを採用した国産レースボトルケージ。定番中の定番です。

 

 

 

zefal vintage
【メーカー】Zéfal
【商品名】Vintage
【本体価格】1650円
【製品特徴】クラシカルなクロームメッキされたスチール製ボトルケージ。ボトルとの接触部にレザーが縫い付けられ雰囲気が演出されている。

 

 

 

 

topeak modulacage2
【メーカー】TOPEAK
【商品名】MODULA CAGEⅡ
【本体価格】1180円
【製品特徴】台湾の自転車部品大手TOPEAKのベストセラーに新しく黒色が登場。ケージ部分が自由にスライドし63~74mm径のボトルにフィット。当店でも人気No1です。

 

 

 

guee d-cage
【メーカー】guee
【商品名】D-CAGE
【本体価格】1400円
【製品特徴】ペットボトルとレースボトル兼用のグラスファイバー製ケージ。ペットボトルを逆さにしてキャップ側を下方向に入れると固定できる仕組みになっている。

 

 

 

giant flexway
【メーカー】GIANT
【商品名】FLEXWAY
【本体価格】750円
【製品特徴】サイズ調整機能付きの強化プラスチックケージ。ハンドルバーにも装着可能、ボトル台座のない自転車やコンビニコーヒーのカップホルダーとして使用できる。

 

 

取り付けも無料ですので、本格的に暑くなる前に是非ご検討ください。

ビンテージ自転車&部品のスワップミート「シクロジャンブル2019・春」にいってきました

国内最大級のヴィンテージ自転車やパーツのスワップミート「シクロジャンブル」に行ってきました

cyclojumble2019

シクロジャンブルは大阪北部・豊中市の服部緑地公園で年2回春と秋に開催される中古自転車と部品のフリーマーケットで、2019年春は5月19日(日)に開催されました。最寄り駅は北大阪急行「緑地公園駅」で、地下鉄御堂筋線を利用すると大阪中心部や新大阪駅からも交通アクセスがよく多くの自転車マニアが遠方からも集まります。

osaka park

会場は緑地公園駅から公園内を歩くこと15分の「古民家集落広場」という多目的広場で行われます。開催時間は朝9時からとなっているようですが、なるべく早めに行った方が掘り出しモノを見つけれるかもしれません。

kominka hiroba

出店は誰でも可能で自転車パーツコレクターから自転車関係業者など約40ブース、自転車パーツが多く、貴重なビンテージパーツから不用品まで様々な自転車関連の品々が売買されています。

cycleparts freemarket

ダンボール箱やビニールシートの上には古き良き昭和時代の自転車部品並べられています。値札の付いていないモノや使い方の分からないモノも多く、めぼしい品があれば出店者に声を掛けて交渉する方式です。自転車や部品などの購入をお考えなら、手さげ袋、小銭、メジャー、ノギスなどは持参した方がいいかもしれません。

used cycle

「FOR SALE 9800円 値引可」コンパクトでかわいい黄色い小径車。どこのメーカーの自転車なんだろうか、うーん、欲しいなぁ。

vintage cycletool

結局、自転車は買わず、使いやすそうな工具があったのでそちらをひとつ購入。
「えーっと、その工具は…200円(適当)」
多くの出店者は利益を目的としているのではなく、雰囲気を楽しみに参加している交流会のような様子です。
ちなみに工具は「1000円」の札がかかっていました。

cyclefreemarket

次回は11月頃開催だと思います。
気になる方は、公式のフェイスブックがあるみたいですので、そちらでチェックをしてみてください。

暗くなると自動点灯するオートスイッチモード付ライトMOON「METEOR-X AUTO」

MOONから暗くなると自動点灯するオートスイッチ機能付きの前照灯「METEOR-X AUTO」が発売されます。

moon meteor-x

88x30x34mmとコンパクトで450ルーメンの明るさ、生活防水で全7モードに切りかえができます。特にオート機能はトンネル走行などに便利です。USB充電式で常時点灯時間は10時間です。

usb cycle

ブラケットはゴムバンド式で22~35mm径のハンドルバーに対応、エアロ系ハンドルにも工具なしで装着が可能です。

重量は約85g、
本体価格は4300円で
2019年5月末発売です。

 

 

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USBライト400~500ルーメン 人気モデル【価格比較】

① LEZYNE  「HECTODRIVE400」 ¥3990
② MOON「METEOR-X AUTO」¥4300 ←New
③ TOPEAK 「HEADLUX450」  ¥5400
④ GIANT 「RECON HL500」¥5500
⑤ knog 「PWR commuter」  ¥5800
⑥ KRYPTONITE 「STREET」 ¥5800
⑦ CATEYE  「VOLT400」   ¥8500

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400~500ルーメンは前照灯としては標準的な明るさとなります。より明るいライトをお求めの方には650ルーメンのハイパワー版「METEOR-X AUTO PRO」も登場予定です。

チェーン式自転車誕生から140年、1/8と3/32規格が広く普及

しばらく投稿しないうちに時代が平成から令和になってしまいました。
令和元年、おめでとうございます。

令和元年、西暦2019年はチェーンドライブ式自転車が誕生してちょうど140年になります。現在では一般的な前ギアと後ギアを使用する後輪駆動のチェーン式自転車は、1879年に英国人のローソンが発明しました。これにより自転車の速度や安定性が向上し、以前までの前輪が大きなダルマ型自転車は消滅してしまいました。

この140年間、ベルト式やシャフトドライブなど様々な駆動方法が生まれましたが、自転車の駆動方法はチェーンドライブにまさるものはないように思います。オリンピックやツール・ド・フランスなどの参加車はすべてチェンドライブであり、耐久性やメンテナンス性、重量、生産コストなどを総合的に考えても、令和時代も引き続き自転車の駆動方法はチェーン式となるのは間違いないでしょう。

izumi plated

チェーンはリア変速の数や規格で厚みや種類が変わります。2019年4月に大阪市内で使用されている自転車288台を調べたところ、変速なし自転車や内装式変速に使用される1/8(レギュラーチェーン)と呼ばれる規格のチェーンの使用率が52.8%と最も高く、ついでリア6~8速ギア用の3/32(ナローチェーン)が44.8%でした。ロードバイクなどに使用される多段用の薄歯のスーパーナローやニュースーパーナローチェーンは合算しても2.4%にとどまり、メーカーの開発意欲がユーザーにあまり伝わっていないことがわかります。

 

大阪の自転車チェーンの使用規格
1/8チェーン
  52.8%
3/32チェーン 44.8%
その他の規格 2.4%

 

調査車両の約半数の48.6%の自転車には変速がなく、変速機付の自転車は内装・外装式問わず100%シマノの変速機を使用していました。またフロント変速がついている自転車は全体の9.3%となり、高低差の少ない大阪を如実にあらわす調査結果となりました。


大阪の自転車のリア変速数
変速なし
 48.6%(※)
外装6速 28.8%
外装7速  8.3%
外装8速 7.6%
内装3速 4.2%(※)
その他 2.4%

※は1/8チェーンを使用

 

国内で多く流通している自転車チェーンはシマノ・和泉チェン・KMCの3社です。他にも製造メーカーはありますが、当店ではこの3社の製品しか在庫していません。
和泉チェンは米国代表とパートナー契約をしている大正5年創業の大阪・阪南市の専業メーカーです。日本製で当ブログの水没実験でも高い防錆性を確認しました。
KMCは台湾No1の専業メーカーで意欲的に新しい製品の開発に取り組んでいる企業です。ミッシングリンクやスナップオンクリップといったメンテナンスのしやすいチェーンジョイントを採用しています。

 

■1/8チェーン
シマノ CN-NX10 (チェーンピン式)  ¥986
和泉 410NP (スプリングクリップ式) ¥1500~2000
KMC  S1  (スナップオンクリップ式) ¥1700

■3/32チェーン
シマノ CN-HG71 (チェーンピン式)  ¥2625
和泉 410C NP  (チェーンピン式) ¥1970
KMC  Z8.3 (ミッシングリンク式) ¥1980

価格は2019年5月5日時点の売価 (税抜き)

 

spring-clip
▲スプリングクリップ式チェーンジョイント

 
※チェーンにこだわりのある方は交換の際、ご指定下さい。
ご指定のない場合、なるべく同じメーカーのチェーンで交換します。
交換工賃は1000円です。

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