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楽しい自転車が40種類大集合!万博記念公園「おもしろ自転車広場」

一般財団法人 自転車センターが運営している万博公園の「おもしろ自転車広場」に行ってきました。

expo 70

万博公園は大阪府北部の吹田市にあり、1970年に開催された「大阪万博」の跡地で、現在は有料の自然公園となっています。公園のシンボル「太陽の塔」が耐震工事が行われ、2018年から内部が有料公開となり、初めて見学したのですが、本当に腰が抜けてヘナヘナになってしまうほど物凄い迫力で衝撃的でした。

コロナの影響で完全予約制となっていますが、まだ、見ていない方は必見です。

taro okamoto

2025年には夢洲で「関西万博」がありますが、1970年の「大阪万博」は来場者数6400万人を集め、まさに日本の黄金期を象徴する大イベントなりました。「人類の進歩と調和」をテーマに大規模整備が行われ、競輪からも20億円が捻出し「動く歩道」が設置され話題になった他、三洋から10台の「電気自転車」が提供され来場者を驚かせました。

sanyo expo

万博公園は大きな公園ですが「おもしろ自転車広場」は、太陽の塔から見下ろすと左側にあり、街では乗ることができないユニークな自転車に乗ることができます。

hobby cycle

この施設は「一般財団法人 自転車センター」が運営していて、入場料は30分500円、40種類100台以上の自転車を自由に乗ることができます。「自転車センター」いってもあまり馴染みがありませんが、「関西サイクルスポーツセンター」のことです。

expo cycle

さすがに「関西サイクルスポーツセンター」ほどの広大な敷地ではなく、大半が幼児向けとなっています。そのために自転車があまりスピードが出ない設定となっていて、30分間真剣に漕ぐと普通の自転車よりヘトヘトとなり、あっという間に時間が過ぎます。

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また、このコーナーの北側の「夢の池」では白鳥型の「サイクルボート」もあり、池の水面をのんびり走ることができます。施設は悪天候の際は休止となり、この日も突然の強風でボートに乗ることができませんでした。

swan cycle

そして、この池の東側では例年西日本最大のスポーツサイクルフェスティバル「サイクルモードRIDE」が開催されます。2022年は3月5日(土)、6日(日) の2日間の予定で、400台以上のスポーツ自転車が登場、試乗することができます。

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1月に本ブログで、夢洲の万博跡地に競輪場を建設すべきであるという投稿をしました。カジノと親和性があり、スピルオーバー効果が期待でき、困窮する市の財政の安定させることができます。万博のような大きな事業には、公営競技の収益が欠かすことができません。しかし、その貢献度に比べ、その有益性を正しく評価する人は少ないように思います。特に競輪は地方色が強く、自治体がどのように運営していくかという課題を各々もっと考える必要性があると思います。

 

自転車パーツ Amazon店売上げベスト10【2021年】

2021年のパーツのAmazon通販のランキングです。
店頭売り上げとは売れ筋が違いますので合わせて参考にしてみてください。

プライムでの出店なので送料もかからず、書籍や日用品類と同送できますので是非ご利用ください。

 

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第1位()
tioga fastr
【メーカー】TIOGA
【商品名】FASTR X S-spec
【税込価格】4,730円
【特徴】ほぼすべてのトップBMXレーサーに使用されているタイヤブランド「TIOGA」。実は日本のメーカーです。ミニベロのカスタムによく使用されています。

 

 

 

第2位(→)
erogon ga3
【メーカー】Ergon
【商品名】GA3 grip
【本体価格】4,730円
【特徴】Ergonのマウンテンバイク用グリップ「GA3」は手のひらにフィットする特徴的な形状。豊富なカラー展開で人気が急上昇。

 

第3位()
topeak roady TT
【メーカー】topeak
【商品名】roadie TT mini
【本体価格】4,620円
【特徴】自転車ポンプ史上最高傑作との呼び声も高いロードバイク専用コンパクトポンプ。ツインターボ(TT)テクノロジーにより、圧縮された空気を楽々と入れることができます。

 

 

第4位()
maxxis Detonator
【メーカー】MAXXIS
【商品名】detonator
【税込価格】4,400円
【特徴】耐パンク性に優れたロングセラータイヤ

 

 

 

 

 

第5位()
wald 137
【メーカー】WALD
【商品名】137 バスケット
【税込価格】6,050~6,930円
【特徴】米国製のフロントバスケット

 

 

 

 

第6位()
topeak flashstand slim x
【メーカー】TOPEAK
【商品名】FLASH STAND SLIM X
【税込価格】6,490円
【特徴】クランクに取り付けて使用するロード向けポータブルスタンド。

 

 

第7位()
Ergon ga2
【メーカー】Ergon
【商品名】GA2 grip
【税込価格】4,070円
【特徴】人間工学に基づいた形状のマウンテンバイク用グリップ。豊富なカラー展開で人気上昇。クロスバイクにもご使用いただけます。

 

 

 

 

第8位()
ergon gp1
【メーカー】ergon
【商品名】GP1
【税込価格】4,950円
【特徴】人間工学に基づいた形状のコンフォートグリップの決定版

 

 

 

 第9位()
topeak toploader
【メーカー】topeak
【商品名】toploader
【税込価格】3,960円
【特徴】自転車バッグの主役がサドルバッグからトップチューブに取り付けるタイプになってきています。スマホ等を収納するのに向いているのかも。

 

 

 

第10位()
tioga adv
【メーカー】tioga
【商品名】ADV stembag
【税込価格】2,530円
【特徴】ステム脇に取り付けて使用する多目的バッグ。ペットボトルやスマホ等を入れるのに便利。

 

 


 

アジアの規範「台湾製」の圧倒的なパフォーマンス

コロナ禍で利用者が増加している通信販売ですが、サプライチェーンが不安定になり自転車パーツの供給にも影響が出てきています。大幅な納期の遅れや生産中止が相次ぎ、各社は緊急措置として、仕様や価格の変更など異変がみられるようになってきました。そのなかでも、オードリー・タンIT大臣の迅速な判断でコロナを最小限に抑えたことで注目された台湾は、世界最高水準の高品質な自転車パーツを安定して供給しています。

第1位のTIOGAのタイヤも台湾製。人気のErgonも米国企業ですが製造はすべて台湾で行っています。日本製で一番売れているのは第11位の三ヶ島「ALLWAYS」ペダルで、昨年後半から販売数が伸びていますので今年のランキングでは上位に入ってくると思われます。

TIOGA「FASTR X S-spec」の最新版「FASTR X black label」が今秋発売予定となっています。

 

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畠山選手も五輪で使用したTIOGA「FASTR X ブラックラベル」は10月上市予定

メッセンジャーの日常を描いた小説「ブラックボックス」芥川賞受賞

1月、第166回芥川賞が発表され、地方公務員の砂川文次さんの「ブラックボックス」が選ばれました。砂川さんは、1990年大阪府生まれの男性で元自衛官だそうです。

作品の舞台はコロナ禍の東京、自転車メッセンジャーのエースとして都内をひた走る主人公サクマの等身大の日常を描いた作品となっています。

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自転車便メッセンジャーは1990年代に国内で解禁となり、映画「メッセンジャー」(1999年)は、当時のトップアイドルグループ「SMAP」の草彅剛メンバーが主演し注目されました。都会的でスタイリッシュなスポーツ自転車を使用した新業態は、郵政省独占だった郵便事業に風穴を開け、ファッションとしても「メッセンジャーバッグ」というショルダーバッグが流行しました。

この映画は国内の自転車業界にも新風を吹き込みました。panaracer「T-serv」タイヤやsugino「RDメッセンジャー」クランクセットなど自転車便をコンセプトにした今までにない商品がいくつか生まれました。その中でも後の輪業に大きな影響を与えたバイクがGIANT「FCR」というメッセンジャーバイクです。

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このバイクはインターナショナルモデルであるロードバイクの「OCR」のハンドルバーをストレートハンドルにモディファイした国内向け商材で、マウンテンバイクが主流だった当時の日本のスポーツバイク市場に大きなインパクトを与えました。そしてさらにコモディティ化したモデル「ESCAPE」は、「クロスバイク」という新市場をつくり、スタンダードモデルとして定着しました。これによりGIANTは子供車や低廉なマウンテンバイク類型車を製造しているアジアのインチキ臭いメーカーというイメージから脱却し、欧米の一流メーカーと伍するブランドと認識されるようになります。

 

しかし近頃、大阪では自転車便メッセンジャーを見る機会がめっきりと少なくなっています。

インターネット通信、脱ハンコ、テレワーク。時代の流れのせいか、かつては複数存在していた自転車便業社も今では、個人で数名が稼働している程度になっているそうです。都市の規模は違えど、東京もこのような状況は同じで、小説でもこのような時代背景がサクマを苦しめます。

Yahoo!ニュースをスワイプする、レッドブルの缶をゴミ箱の丸穴に入れる、給料が安いながらもトラブルで職を転々としていたサクマが手に入れたメッセンジャーという自由で誇りある理想的な日々は、反抗的な性格が原因となり、離職。そして、それまで見下していたUBER EATSのデリバリーパートナーをしながら無気力な生活をしているサクマをドン底に落とす報告が突きつけられるというのが本作のあらすじです。

芥川賞受賞の大作ですが、私でもスイスイ読めるくらいに読み易い文体で、急展開する中盤以降は理想と現実が交錯しながらクライマックスとなり、将来なき現代日本の儚さをサクマという人物を通して描いています。

小説には「ケイデンス」や「アーレンキー」といった難しい自転車用語や「バッソ」「キャノンデール」といったロードバイクに関心のない読者なら耳にしたことないような自転車のブランド名も登場しています。逆に自転車好きには、あるあるネタのような描写が随所にあり、読み進めているうちに自然とサクマが自分自身と重なり引き込まれていきます。

タイトルの「ブラックボックス」とは外から閉鎖され見えない空間や状態のことと作中では表現されています。
自転車業界では、クランク軸の回転部品「BB」の別称をこのように表現することがあります。BBはボトムブラケット(BottomBracket)の略称で、ヒトでいうと心臓のような重要な役割があり、構造が複雑でガタが発生するなど不調が起きやすい部品です。フレームの中に入っているため目視点検ができず、規格も乱立しています。故障していると分かっていても、外さなければどの規格が使用されているのか判別できない場合も多く、一度外すとビックリ箱の様に戻すことができなくなってしまうためブラックボックス(BlackBox)と揶揄されています。スポーツ自転車用語というより、ママチャリ販売店で「クランクにガタのある自転車」を指す隠語なので、砂川さんがこれを意図してタイトルに使用したのかは分かりません。

急転直下の後半は、私を含め自由気ままに働いている人にはリアリティがあり肝を冷やします。特にUBERの配達員などワークスタイルを最近変えた人には示唆的で、読むとその後の行動が変わるかもしれませんので是非読んでみて下さい。

 

甲子園を沸かせた「智辯」とは、一体なんなのか【聖地ポタリング】 

昨夏の高校野球の決勝は和歌山代表の智弁和歌山と奈良代表の智辯学園の兄弟校対決となり、和歌山校の勝利で幕を閉じ、歓喜の輪をつくらない優勝シーンがとても印象に残り話題となりました。前年には元メジャーリーガーのイチローさんが指導するなど注目も集めました。野球だけにとどまらず、ブラスバンドの応援は「ジョックロック」は魔曲と評され、礼儀正しく進学率も県下屈指となっています。

そして、イチローさんは同校の教職員と草野球チーム「kobe chiben」を結成しまた話題を呼びました。

 

和歌山、奈良、神戸とくれば「大阪」はないのだろうか ― 大阪人としてはそんな疑問がわいてきますが、残念ながら、智弁学園は奈良と和歌山にしかなく、野球チームも存在しません。しかし、大阪は無関係ではないようで、そのあたりを調べにサイクリングに行ってきました。

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中之島の大阪の市役所から川沿いにサイクリング道が敷設されています。この自転車道は「北大阪サイクルライン」と呼ばれ、千里の吹田市の万博記念公園までつながっています。コースは23kmほどでほぼ平坦「大川」から「淀川」に入り「鳥飼大橋」を左折し北上します。

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淀川に架かる「鳥飼大橋」は、守口市と摂津市をつなぐ無料の橋で、この橋がおよそ万博までの中間地点となります。淀川の河川敷をそのまま行くと京都方面に行くことができ、むしろ万博側に行くサイクルリストの方が少数派となります。というのも、鳥飼大橋~万博公園の区間は一般道で、自転車で走行しやすいような道路整備環境があるという訳ではないからです。

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大阪人には説明するまでもありませんが、万博公園は1970年に開催された「大阪万博」の跡地で、現在は有料の自然公園となっています。近代芸術の最高傑作「太陽の塔」をシンボルに、周囲は大阪大学やJリーグチーム「ガンバ大阪」のホームスタジアムなどがある計画的に開発された地区となっています。特に公園南側は2009年に商業施設「エキスポシティ」が開業、16年にはガンバの新競技場「パナソニックスタジアム吹田」が完成、そして昨年5月には「万博記念公園前周辺地区活性化事業」計画を発表し2027年にホテルやオフィス、1万8000人収容の巨大アリーナなどスマートシティ構築をうたっています。交通インフラは現在のところ「大阪モノレール」のみですが、将来的には拡充も予定しているようです。

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そもそもなぜ、大阪平野の北の端のこんな場所で万博が開催されたのでしょうか。国立大学も一般的には県庁所在地に立地しているもので、「ガンバ大阪」も他のチーム倣うなら立地都市を冠し「ガンバ吹田」となります。私はこの公園のすぐ近くの箕面市の南東部の小野原出身で、高校時代には公園内でアルバイトをしていたこともあり、その頃からそれがずっと引っかかっていました。

立地としては吹田市と茨木市の境界に位置し大阪中心部から20km、神戸や京都からも40kmと京阪神の中心に位置しているだけでなく、モノレールを利用すれば「大阪空港」経由で全国の空港から日帰り利用もできます。確かに、新都市の立地としては打ってつけなのかもしれませんが、私の生まれる前、母の世代はこの一帯は野山や田畑で、万博候補地としてそれほどふさわしかったとも思えません。

そこで一つ頭に浮かぶのが、昭和期に目覚ましく発展した新宗教「辨天宗」の存在です。

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パナソニック創業者の松下幸之助は、自身が「経営の神様」と崇める一方で、浅草寺の雷門に提灯を寄贈したり、天理教の教えを会社経営に導入した「水道哲学」を提唱するなど信仰熱心な人柄だったといいます。なかでも、高野山真言宗系の新宗教「辨天宗」を礼賛していたようです。

そして、その「辨天宗」の本部は、万博公園のすぐ北側の茨木市に所在しているのです。

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「辨天宗」は昭和初期の1934年に奈良県の大森智辯に弁才天が憑依し興った新宗教です。

大陸から伝来したそれまでの仏教が寺院や僧侶を中心となりお経を唱えたり宗教行事をしていたのに対し、辨天宗のような貧困層の教祖が突然覚醒するタイプは宗教学では「民衆宗教」と言われているようです。このタイプの新宗教の起こりはペリー来航の頃まで遡ります。
米国と不平等な「日米和親条約」を締結以来、銀の大量流出で国内情勢が不安定になり、幕府が倒れます。そして近畿地方を中心に各地でこのような新宗教が次々と誕生します。代表的なものを列挙しますと、1838年奈良県「天理教」、1859年岡山県「金光教」、1892年京都府「大本教」、1916年大阪府南部「PL教」などこれらの新宗教は今でも多くの信仰を集めています。私は宗教の専門家ではないので「辨天宗」が民衆宗教の部類なのかどうかは良くわかりませんが、教祖憑依型の仏教の中でも比較的新しいといえます。

そして、辨天宗は、万博開催が千里に決定した同じ年の1964年にこの地を本部とします。

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高速道路の高架をくぐると、車の数は少なくなり小高い丘を道なりに進むと寺院にしては割と新しめの施設が見えてきます。参拝は無料で、古刹と同様に本堂に本尊が祀られているようです。私は信者ではありませんが、ひとまず賽銭を投げ入れコロナ終息を祈願、敷地は広くこの日は私以外にも数名の参拝者がいました。

もうお気づきだと思いますが、智弁学園は辨天宗によって宗祖の大森智辯の名を取り開校した高校です。

大森については、他界した石原慎太郎が作家時代に産経新聞にて連載の「巷の神々」(サンケイ新聞出版 1967年)にて、特殊な能力について記しています。石原は感謝祭でこの地を訪問し、「盲」や「おし」そして癌といった現代医学では対処できない不具を治癒したという話を大森に面会し、仰天の奇跡の逸話の数々を聞いたとしています。私も年齢のせいか肩コリがひどいので治して欲しいのですが、智弁は1967年に亡くなり、現在は大森光祥という方が代表を務めているようです。

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本堂の横には信者会館というコンクリート造りの建物が鎮座、さすがに中には入れずおずおずと端にある土産物店を遠目で見ていると、光祥代表かどうかは分かりませんがお坊さんが会釈をして通り過ぎていきました。

 

境内にはひときわ目立つシンボルの塔が立っていて、聖地を表象しています。

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新宗教というと最近では「創価学会」が躍進していますが、一方で多くの民衆宗教は「オウム真理教」による「地下鉄サリン事件」(1995年)などの影響もあって、PL学園の野球部休止や淡路島の大観音立像解体など宗教離れが表面化してきています。このような新宗教にとって甲子園は教団の広告塔という重要な役割を担って、PLの野球部休止は教団の弱体化を意味し、信者獲得という面でも痛恨といえます。

本堂とシンボル塔の間には、笹川良一が母を背負い歩く銅像があります。
笹川はモーターボート競走の生みの親で、もともと同地区選出の政治家でした。

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松下幸之助と同様に辨天宗を信仰し、シンボル塔も1970年に笹川が寄贈したようです。笹川は自身を東洋一の金持ちを自称し、各方面に多額の寄付をしていました。政界にも顔が利き、フィクサーとしての一面もあり、万博誘致にも笹川の影響力があったとされています。

陰謀論のような話になってしまいますが、千里で万博が開催されたのは、もしかすると辨天宗の影響があったのかもしれません。

新宗教の本部というと何かもっと魑魅魍魎としておどろおどろしく怪しい場所を連想していましたが、行ってみると至って普通の施設でした。ただ、寺院建築は木造でないと雰囲気が出ないと感じました。

自転車パーツ店舗売上ベスト10 【2021年】

2021年のパーツの売り上げ点数ランキングトップ10です。

 

 

第1位
abus 5805combo
【メーカー】ABUS
【商品名】5805C
【税込価格】4939円
【特徴】ドイツブランドABUSの4桁のチェーン錠。長さ110cmで、ダイヤルは好みの番号に設定することができる。

 

 

第2位
abus 5805
【メーカー】ABUS
【商品名】5805K
【税込価格】4939円
【特徴】第1位の「5805C」のキータイプ。スペアキー付きで、盗難見舞金[2万円]対象モデル(要登録)

 

 

 

第3位
lezyne classicdrive
【メーカー】LEZYNE
【商品名】classic drive 500
【税込価格】5984円
【特徴】円筒型のクラシックなフォルムながら500ルーメンの高輝度ハイテクノロジーな充電式の前照灯。クロモリ製自転車にも似合う雰囲気。

 

 

第4位
lezyne minidrive
【メーカー】LEZYNE
【商品名】mini drive400
【税込価格】4488円
【特徴】美しい仕上げのアルミボディに400ルーメンの高輝度の前照灯。ハイテクノロジーな台湾製の自転車部品を象徴する充電式ライト。

 

 

第5位
maxxis refuse
【メーカー】MAXXIS
【商品名】re-fuse
【税込価格】4950円
【特徴】耐パンク性の高いブレーカー入りのタイヤ。クロスバイクのパンク修理で来られた方に、選択肢のひとつとして提案していて、高評価をいただいております。

 

 

第6位
knog blinder
【メーカー】knog
【商品名】blinder mini
【税込価格】3520円
【特徴】USB充電式のコンパクトなLEDライト。防水性も高く、工具なしで簡単に自転車に取り付けができる。人気商品でしたが、本年で生産終了しました。在庫限りとなります。

 

 

第7位
abus 1500
【メーカー】ABUS
【商品名】1500
【税込価格】2728円
【特徴】ABUSの110cmのチェーン錠で最もリーズナブルなタイプ。

 

 

第8位
maxxis  detonator
【メーカー】MAXXIS
【商品名】Detonator
【税込価格】4400円
【特徴】GIANTのクロスバイク「ESCAPE」等に採用されていたオーソドックスなタイヤ。

 

 

第9位
knog 2021
【メーカー】knog
【商品名】Oi
【税込価格】2530円
【特徴】クラウドファウンディングKICKSTARTERで資金を調達し開発された、革新的な自転車用ベル。

 

 

 

第10位
finishline dry
【メーカー】FINISH LINE
【商品名】DRY (120ml)
【税込価格】1210円
【特徴】定番中の定番のチェーンオイル。レジ横に大きめの専用什器を導入したら、売れ出しました。

 

 

※キックスタンド,チューブ,シマノのブレーキシュー・ワイヤー・チェーンを除いたランキングとなっています。

 


 

コロナ禍でも強いベーシックなロングセラー商品

例年同様にABUSのカギ、MAXXISのタイヤが上位を占めています。コロナで自転車部品の品不足で、新商品がほとんど発売されず、供給の安定したロングセラー商品の人気がことさら強くなっています。そんななかで、LEZYNEの充電式の前照灯はそこそこ価格帯が高いのですが、お選びいただいています。

第6位のknog「Blinder mini」ライトは生産終了で、「BLINDER」という後継タイプが発売されています。21年のトップランキングには入っていませんが、それなりに売れていますので22年はランクインしてくると思います。

 

 

大阪市、撤去自転車売却「6万台」の闇

2021年はコロナが追い風となり、自転車産業の好調が続いています。自転車販売の最大手の株式会社あさひは過去最高の売上高となり店舗数も500店を突破し全国に販売網を拡大、自転車の販売だけでなく自転車部品の輸入代理店業も2017年から開始し「KENDA」のタイヤや「TEKTRO」のブレーキを独占契約するほか、「WELGO」のペダルや「3T」のハンドル、ルイガノのスポーツ車なども取り扱い、勢いが止まりません。

あさひは1949年創業の在阪企業で、社名も大阪市旭区のあさひに由来しています。2007年には東証1部上場し、国内の自転車の10台に1台はあさひの販売車といわれるほどのガリバー企業で、青森・沖縄を除く全国45都道府県進出しています。

しかしながら、あさひは地元の大阪市で苦戦をしています。

大阪市内のあさひの店舗数は13店舗で第4位、
首位のR社は34店舗、第2位のT社は24店舗と地元ローカルチェーン店に大きく差をつけられています。なぜ、あさひは地元で支持されないのか、それは上位の業態の特長が関係しています。上位3社いずれも「中古自転車」をメインにした低価格店で、在日朝鮮人が関わる会社を運営しているのです。

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古書店の「ブックオフ」が講談社や集英社など出版業界と接点がないのと同様に、大阪の中古自転車店も一般的な国内の自転車産業とかかわりが薄く、シマノやジャイアント、ブリヂストンサイクルなどの企業と共存関係になく、異質な存在となっています。大阪市内にてこのような企業が1社だけでなく複数存在し、しかも主流になりつつある現状は、市内で自転車店を経営する私にとっても脅威といえます。本稿ではこれらの企業の正体、そしてなぜ大阪市だけこのような異質な市場が形成されたのかを詳説したいと思います。

 

 

年間撤去数19万台、広すぎる大阪市の「駐輪禁止エリア」

先月、「新今宮」の放置自転車数が全国ワースト1であり、駐輪禁止区域に指定できない複雑な事情があると本ブログで少し触れました。大阪市では1988年に「自転車等の駐車適正化に関する条例」を独自で制定、放置禁止区域を定め区域内での駐輪を管理してきました。駐輪禁止区域は広域に設定され、かつては路上駐輪が当たり前の光景だった大阪も、民間委託された有料の駐輪場を利用しなければ撤去されるため気軽に利用できず、ドア・ツー・ドアで利用できる自転車のメリットも損なわれているような気がします。

このようなきっかけは心斎橋筋商店街から始まり、条例は拡大解釈され駅前の迷惑車の撤去だけでなく商店街の利用客も自転車を使用できなくなりました。その背景には、商店主たちのビジネス的な思惑があり、戦略は見事に当たり、ご存じの通り心斎橋筋商店街には多くの外国人観光客で賑わう国内屈指の商店街へと生まれ変わりました。

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中央区全域に広がる放置禁止区域 (広報「ちゅうおう」2017年6月号より)

一方で放置禁止区域内の年間自転車撤去数はおよそ19万台にのぼり、撤去保管料が2500円かかることから引き取りに来ない人も多く、自転車の返却率は54%となっています。2017年発行のフリーペーパー季刊紙「CYCLE」(33,34号)では、引き取られなかった自転車のその後を追跡取材をしています。

同紙のライターは南港のアジア太平洋トレードセンター(ATC)内の大阪市建設局と平野区内の「二次保管所」を取材、集められた自転車は「山」という単位で売却され、取材日の入札は2件あり「3山」が290万円で落札され、収益は市の一般財源となっているとしています。市の担当者は事業の目的を「安全で快適な生活環境を確保するため」と説明、2016年は3億円の収益を出しているが、ライターはその収益が快適な自転車利用環境整備に活用できているのか疑問を投げかけています。

 

大阪市による撤去自転車売却「6万台」の闇

私の記憶では放置禁止区域は15年ほど前から拡大、2006年に撤去事業を市が民間に委託したのも影響があったようにも思います。同時期に市内では無料の駐輪場が次々と廃止、2012年頃から歩道上に有料の駐輪施設が設置され、民間事業者が管理運営する現在のスタイルとなります。このように大阪では中古自転車が低価格で容易に入手できるため、「鉄くず」収集などの静脈産業を生業としていた在日朝鮮人よってこの数年間で「中古自転車チェーン」が産業化され、あさひをしのぐ勢いとなっているのです。

osaka cycle
撤去される自転車 条例により放置時間の長さに関係なく撤去される

 

自転車の撤去に関する条例は多くの自治体で採用され、大阪市と同じように競売にかけられています。しかし、大阪市の売却台数は、年間6万台以上と他の自治体と比べ桁外れに多く、私は少しやりすぎなのではないかと思っています。

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大阪市 6万1590台
神戸市 8799台
横浜市 5665台
さいたま市 3261台
広島市  1294台
浜松市 1195台
(令和2年 国土交通省 交通安全対策室資料)

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市内で中古自転車店を経営する個人店の方に話を聞くと、最近では高まる中古需要に対し京都や奈良まで入札に出ているそうです。繰り返しリサイクルされる大阪の中古車は状態が悪く、京都の大学生が4年程使用した自転車は高く再販売できるといいます。京都の大学生の「お古」に大阪人が飛びついている光景は、業界人として少し寂しく感じ、何とかしないといけないという気持ちになります。

さらに悪いことに、大阪の在日支配は決して盤石ではなく、近年、中国人が運営する中古自転車店が急増しているのです。これらの店舗はチェーン店ではなくブローカーによって中国から来日した日本語もままならないスタッフがそれぞれが独立し運営されています。在日朝鮮人方式をロールモデルとしていますが実態はつかみにくく、整備技術や安全に対する知識が劣っています。このような店舗の増殖は、大阪の自転車文化の低下につながってしまいます。

コロナのまん延で、世界的な自転車不足となっています。この影響は中古自転車市場にもあり、価格も高騰しているようです。「CYCLE」の追跡取材では、「山」の自転車は北朝鮮など開発途上国に「日本製の自転車」として人気があり、貿易されているとしていますが、最貧国相手に「鉄くず」同然の中国製自転車を日本製と偽り、輸出する姿勢も全く賛成できません。

自転車は大阪の地場産業であり、利用率も世界最高水準で「世界首都」を自称できるレベルです。私は、大阪市は方針を転換し自転車を中心にしたまちづくりに徹するべきだと思います。

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