大阪城公園で開催された「大阪城トライアスロン2023」を観戦してきました。
トライアスロンとは、水泳・ロードバイク・長距離走の3種目を連続して行う競技で、オリンピックでも正式種目になっています。1970年代に始まった比較的新しい競技で、強靭な体力と精神力が必要とされ趣味で始める人が増えてきています。
「大阪城トライアスロン」は2017年に始まり、毎年開催されていましたがコロナの影響で中止や縮小となっていました。開催日の5月28日は気温23度、曇り。公園内で観戦している限りは心地いい日和でした。
コースは以前より縮小化されているようですが、大阪城の外濠を泳ぐスイムは風物詩となり、声を出しての声援も復活し多くの観客を集めていました。
競技はスイム→バイク→ランの順で実施され、トランジットと呼ばれる駐輪エリアで、選手自ら事前に用意した自転車やヘルメットに素早く変えて、最終的な着順を競います。競技車両は高速走行に特化したロードバイクタイプの専用車を使用、近年ではディスクブレーキを採用したモデルが急増しています。2019年の同大会では8.0%だったディスクブレーキの採用率が今大会では65.5%と急速な普及を見せています。
国内では横浜が世界最高峰のワールドシリーズのステージに採用され毎年、レベルの高い大会が行われていますが、大阪のこの大会はたまたま公園に居合わせた人も物珍しさでスタバを飲みながら気軽に観戦できるファン層を拡大する重要なイベントとなっています。
コロナの影響で外国人観光客がなたっか大阪城もまた以前の姿のように賑わいを取り戻しています。2025年には公園の南側の法円坂交差点に新しい商業施設が計画されていて、自転車関連のテナントが入居すると噂されています。
現在このエリアは空き地となっていますが、再開発されれば南側の難波宮との一体性が生まれ、まちがさらに活性化するように思います。