自転車の販売形態は多岐にわたっています。
大型チェーストアや系列店と呼ばれるメーカー主導型の自転車専門店、
近年ではホームセンターやインターネット通販など自転車店以外で自転車を購入するといったライフスタイルも定着しつつあります。そのような状況下でIBD≪個人経営の自転車店≫がいかに業績を上げていくのかといった課題をもち、定期的に勉強会が行われています。

今回、大阪市内で開催された勉強会には、大阪だけでなく岡山や埼玉といった遠方からもIBDのオーナーが集まりワークショップや意見交換や新製品の組み付け練習などが行われました。

 ibd pop

午前中は「アイランド陳列(島陳列)」いう店内置の平台にパーツを時間内に展示するといったワークショップをおこない、互いを評価しあいました。効果的な手書きPOPの作成法やサンプル展示などで売り場を盛り上げようという古典的な手法です。サイクルショップ203もそうなんですが、自転車店は「壁面陳列」が多く、参加者の大半は苦戦している様子でした。

IBD   2016 ibd

昼食を挟んだ第2部ではまずディスクブレーキの基本から、増加しつつあるロードディスクブレーキの組み付け練習や互換性,注意点といったことを学び。普及への問題点を考察したり、秘儀の伝授していただいたりし、これぞ専門の勉強会といった内容でした。

 

第3部は繁盛店のトークセッションが行われ、そのまま座談会のようになり以下のようなことが話題にあがりました。

・自転車のインターネット通販の功罪
・ロードディスク普及の鍵
・IBDはいい商売か
・増加するクレジットカードや電子マネー
・華僑は脅威か
・ハロウィーンって、なんかしてます?
・チェーストア離れをどう見るか
・お客様は神様か
・イタリアの自転車文化に学べる点
・定期イベントの是非
・コンビニは店舗運営の手本となりえるのか

参加者の中にはIBD以外の自転車販売に強い警鐘をならしている方もいて、そのような考えも重要なんだなと再認識させられました。自転車ブームで右肩上がりだった市場も踊り場となりIBDの今後を心配する声も上がっていて、専門性のブラッシュアップは不可欠であるというありきたりの結論に予定調和的な空気も感じました。

Share on Facebook
LINEで送る
Bookmark this on Google Bookmarks