大阪城公園で開催された「大阪城トライアスロン2020」を観戦してきました。
「大阪城トライアスロン」は2017年に初めて開催され、今回で4回目となります。毎回、五輪メダル候補や有名人が参加し、国内屈指の注目度の大会となっていましたが、コロナの影響で当初本年5月の開催予定を延期、ようやく規模を縮小し10月11日に開催が決定しました。ところが、台風の影響で前日まで雨が降り中止も検討される状況で、当日朝にようやく開催が決まりました。
台風はギリギリのところで進路を変え、当日朝には雨も上がっていました。
風もほとんど影響がなく気温も27℃と快適です。
この大会の最大の魅力は大坂城の外濠を泳ぐスイムで、選手を間近で見ることができます。
お城の堀を泳ぐという奇抜な発想は、他の大会にはない魅力でしたが、台風の影響もありスイムが中止となり「ラン → バイク →ラン」に変更となりました。
例年なら、濠の周りに多くの観衆が集まり観戦するのですが、今年はコロナの影響で立ち止まっての観戦や写真の撮影は禁止され、スタートもゴールもいつの間ににか終わっていて、イベント感はなく業務をこなすといったような淡々とした感じでした。
会場にいると選手や関係者以外に加え、黄色いTシャツを着た多くのボランティアの方が目につきます。
そしてその面々を見るとトライアスロンに関心のなさそうな大学生くらいの若い女の人が非常に楽しそうに活動されている光景が印象的でした。
「ボランティア活動というのは楽しいのか…」
おっさんゆえに、軽いカルチャーショックをうけました。
話は変わりますが、大阪は「市」を廃止し「特別区」に再編する「大阪都構想」に揺れています。
住民投票は明日12日告示され、11月1日投票となります。
都構想を推進する吉村知事は、この大阪城公園の収益化を大きな実績としています。
確かにゴロツキが居を据えて近づきにくかった一帯は商業施設が立ち、大きく風景が変わり利用しやすくなりました。スタバでコーヒーを飲みながら、トライアスロンを観戦できる大会なんてあまりないと思います。
中学生のころ、この公園で、屋台の100円のフランクフルトを友人と2本注文すると
「1600円や!」とぼったくられたのを記憶しています。
どうやら、「フランクフルト100」という店名で、どこのも書いていないけど「フランクフルトは1本800円だ」と大きな声で教えていただき、半泣きでMr.BIGのライブを見た悪夢がよみがえります。
20年以上前の話です。
幸か不幸か、コロナの影響で中国人団体客がいなくなって混雑することなく、ゆっくりサイクリングのできる公園となっています。